匿名さん 2019-10-09 22:32:00 |
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どうせ私が死んだってっ………!!っ…!?
(誰も悲しんでくれない。そう吐き捨てその場から去ってしまいそうになりそうになったとたん彼と目が合いふっと息が詰まる。彼の目に宿った暗い何かは恐怖に怯える少年の様で、彼が計り知れない深淵を抱えているのを感じとり続く言葉を失い一瞬の沈黙が流れる。一瞬のはずだったが妙に長く感じるそれがすぎ、いつの間にか彼はいつも目を取り戻しこちらの肩に手を添えていてくれる…深い深淵へと落ちかけた自分の手を掴んでくれた彼もまた断崖に立っているのが感じられると漠然とした悲哀が沸き上がると同時に不思議と安心感も沸き上がり、胸騒ぎが収まっていく。そっと相手の手の甲にこちらも手を添え、言葉は出ないが何か伝えるように相手を見つめる。)
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