ミステリー少年 2019-10-09 14:00:08 |
通報 |
(ツンとした冬の匂いに混ざった微かな別の香りに鼻をひくつかせ、目の前にある壁に触れ情報を集めているようで。先に人を通せるようにと脇に数歩後退した後に手でそっと譲る仕草を見せ。扉の開く音からしても相当に厚く頑丈な作りであるのは伝わるもの。一体誰がどのような想いで森に古城を築いたのか、またその歴史に興味を惹かれ自ずと口角が上がり)
私は此処でお待ちしています。まだ皆さんのお名前もうかがっていませんし皆さんにもお伝えしていませんから。それに道中シャッターチャンスがあるかもしれませんものね、是非見つけてきて下さい
(同行したい気持ちは山々でもそもそもブレーカー探しに相応しいとは言えない己は遠慮することとして、小声で背中を押しておき。扉前から闇の中を黙って見つめるような、それでいて闇の中で何かを目で追っているような仕草で口を閉ざし)
トピック検索 |