とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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燭台切:
───…ん、終わった?お疲れ様、主。
( 次々に渡される書類を一枚一枚確認していると、気付けば日は随分と傾き夕陽が顔を見せ始め。随分と集中しているようで、無駄口も叩かずに手を動かす様子に感心しながら確認作業を進めていれば、暫くぶりに聞こえた彼女の声に顔を上げ、微笑みと共に労いの言葉を。時刻を確認すると、夕餉まですぐ、という程でもなく、矢張りやる時はやるのだと再確認し、自らの主人を内心で誰にでもなく誇り。彼女の手から最後の一枚を受け取り軽く目を通してから再び主人の方へと視線を向け。手を伸ばして小さな頭を優しく撫でると、心からの賛辞を。)
僕はもう数枚残ってるから、先に休憩してていいよ。集中してよく頑張ったね。
霖:
…子供の方が、かわいい?
( 聞こえた曖昧で複雑な苦笑に彼をじいと見詰め、此方も嬉しいような、残念なような、様々な意図を併せ持つ表情でぱちりと瞬きを。優ったのは嬉しさか、やや期待の込められた声で問いを。成長するのを望まれていないというのもまた複雑だが、今のありのままの状態を好いてくれていると改めて実感すると、愛おしさが増し気恥ずかしげに照れ笑いを浮かべ。とは言え成長しなくてもいいという理由にはならないが。せめて行動くらいはと細やかな抵抗として優しく彼の髪を撫で、子を愛でるように頬を擦り寄せて。)
大人な女の人の方が好きかなって、…思ったんだけど。
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