とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
通報 |
歌仙:
そうだね、例えば、…週に一度、彼と一緒に眠るとか…。
( 一先ず此方へと身体を向けてくれた彼女に内心で胸を撫で下ろし、少し落ち着いて水盤を梱包し始め。表情を曇らせてしまったのは申し訳ないが、少しでも彼の気持ちを理解できるようになったのならば重畳。しかし次いだ問いには目を丸め、密かに内頬を噛み。そう問いたくなる気持ちもわかるが、恋情など抱いたこともない己には少々難しい質問だ。早い話が他の刀剣としないことを彼とすれば良いのだろう、それも独占欲を満たされる形で。多少の歯切れの悪さを残して一番最初に思いついた行為を取り敢えず口に出し。これならば共寝の日は一日気も高まるだろうし、起床した後も気分がいいだろう。他意など考えもせず、得意げに口角を上げ。)
…うん、どうだろうか。早速誘ってみたらどうだい?
霖:
え、あっ!?ひ、膝丸、えっと、あの…。
( 突如として開いた襖に大きく身体が跳ね。室内から出て来たのは当然彼で、ここ最近ずっと焦がれて寂しさを募らせていた相手だというのに、心の準備が出来ていない今では嬉しさよりも戸惑いが勝ってしまう。兄が呼んでいたと誤魔化してしまおうか、しかし自身に向けられた笑みを見ると容易に胸は高鳴り、彼との時間を手放すのがみるみる内に惜しくなって。一先ず体重を預けていた壁から離れ、落ち着かない様子で彼を見詰め。久々にこうして二人で話すことが出来、湧き始めた欲は止まらずそわそわと身を捩り。彼には申し訳ないが、この状態で兄君に譲るなど到底できそうにない。早々に諦めると顔を上げ、はにかみ混じりで微笑み。)
今日の内番なんだけど、少しだけ髭切の代わりに私がお手伝いしようかなって。…嫌じゃない?
トピック検索 |