とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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歌仙:
せくはら…すきんしっぷ…。と言うと、触れ合いが多いと?
( 大人しく腰を下ろした彼女に満足げに表情を解き、彼女にばかり向けていた意識を花器へと分散させ、話しやすいよう態度を変え。とは言え急なこと、考えも余り纏まっていないのか表情が晴れない。何か助け舟を出そうかと口を開き掛け、寸での差で歯切れの悪い彼女の言い分を聞き。聞き慣れない横文字を辿々しく復唱し、少し眉を寄せ思考し、記憶を辿ってその意味の確認を。確かに触れ合い、基距離は近く感じるが、それも無頓着さから来るものではないだろうか。女性がこのような、と初めは戸惑いもしたが、今ではもう慣れてしまった。伊達の一匹竜王なんかはどう思っているのだろう、連鎖する考えを一度払拭し。)
…彼に、過剰だと言われたのかい?
霖:
───っ髭切髭切、どうかな。変じゃない?二つ結びの方が可愛い?
( 彼から貰った所有印も完全に消えた頃、朝餉を終えた後にばたばたと慌ただしく近侍部屋へと駆け込み。下はこの間も着用していたジャージだが、上は動き易いよう七分丈のTシャツを。何より一番違うのは、数年ぶりに髪を高い位置で一つに括っていて。あれから彼とは関わりもなく過ごしていたが、唐突に訪れた我慢の限界に耐えきれず、畑当番を彼とその兄──近侍に任せ。そして彼には何も告げず、手を離せない近侍に代わり主人自ら内番の手伝いを、という筋書きだ。おめかし、と言うのならば本当はもっと可愛らしい私服などを見せるべきなのだろうが、機会も度胸もない。まずは髪型から、というわけだ。空気の通る首回りに落ち着かず、揺れる髪先を弄りながら気恥ずかしそうにはにかみ、感想を待ち。)
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