とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
通報 |
→ 日和
う"、重くないかな…痛くなったら言ってね?
( 誰かの膝上に乗るのなんて何年振りか、まだ両親に甘えていた幼少期の頃を思い出して顔を俯かせ。気恥ずかしさに押し潰されそうなのを必死に耐えるものの、腰を寄せて深く座らせる彼に眉を下げては、抵抗はせずとも足を痛めないだろうかと心配を口にし。だが徐に肩口へ顔を埋め、甘えるように擦り寄る彼を見ると口元は緩み。先程の要望に応えてくれているのだろうか。もぞもぞと軽く身体を捻って向き直りつつ、首元に腕を回してぎゅ、と愛しげに抱き締め。子をあやす様に優しく頭を撫でやりながら、幸せそうに髪や額に何度か口付けを繰り返して )
…ふふ、可愛い。すき。
→ 髭切
おかえり。──昨日?うーん、君の事ならいつも聞いているけど。
( 暫くして小さな足音と共に障子が開かれては、首を後方に傾けて一言。その後だらりとしていた身体を起こして姿勢を伸ばし、盆を挟んで隣へと座った彼女の手元を和かに眺め。湯気の立つ茶器を横目に、そっと話を切り出した主人の言葉に耳を傾ける。弟は日頃から雑談の流れで一度は主人の話を持ち出す。何かを言っていたかの質問には首肯を返す他ないのだが、この娘が聞きたい事とはまた違うのだろう。大方互いの気持ちに関する問題なのだろうが、どこまで踏み込むべきか。脳内で色々と思考を巡らせつつ、妙に浮かれ喜んだり、突然落ち込んだり、と感情の起伏が忙しなかった弟の事を思い返してやんわりと探り )
あぁ、そういえば…昨日はなんだか忙しそうだったねぇ。君との事で随分悩んでいたみたいだけれど、何かあったのかい?
トピック検索 |