とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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燭台切 :
食べておいで、じゃないでしょ。主なしでのお昼も皆飽きてるよ。
( 小動物のような小さな悲鳴と共に跳ねる肩を気にも留めず、疑問に首を傾ける様子にもう一つ、彼女に聞かせるための大きな溜息を。掴んでいた襟を離し、皺になってしまわないよう生地を軽く整えながら、どうにか説得出来ないかといつも通りの小言を垂れ。恐らくそれでも食事を取る気は余りないのだろう、肩へ手を掛け此方へと向かせると、身を屈めて目線を合わせ。)
ねえ、僕の作るご飯は嫌い?君の口には合わないかな。
霖:
───…っ、ま、まさか。少し横になっていただけ。……本当に。
( 僅かに聞こえる襖の擦れる音と、この本丸へと赴いて以来一番多く聞いた声に思わず勢いよく上体を起こし。寝乱れた髪を整えながら、肩を竦めて無意識の内に彼の様子を窺うように上目遣いで見上げ。彼には、特に弱みを見せたくない。亡き祖父と最も長い時間を共に過ごしたのは、間違いなく初期刀か、近侍であった彼だろう。優秀だった祖父と比べられ、失望させたくない。頬についた畳の跡には気付かず、既に纏め上げたはずの書類へと目を落とし。)
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(/ 了解致しました!それでは此方も一度下がりますね。主様も何かありましたらご遠慮なくお呼び付けください。(蹴可) )
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