とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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→ 日和
もう、ちゃんとメモして来たから大丈夫だよ。歌仙って本当にお母さんみたい。
( 浮かれた気分で店前まで来た所で、頭上から釘を刺されると片眉をぴくりとさせ。近侍の彼もそうだが、彼らは主人である己の事を子供扱いし過ぎではないだろうか。小さく頬を膨らませて呟く様に文句垂らせば、腕を引かれながら店内へと足を踏み入れ。一先ず財布に入れていたメモを取り出しては、不貞腐れかけた思考を振り払ってメモに目を通し。早速必要な物を探しに行こうと手近にあったカゴを持つも、彼が一点を見詰めて何やら考え込んでいるのを見遣ればくすりと笑みを浮かべ。和菓子作りが得意な彼にとって洋菓子は物珍しいのだろう。ぽん、と肩を軽く叩いて声を掛ければ、己の用事が済むまでの時間は別行動にしようかと提案を )
歌仙、気になるなら色々見ておいでよ。後で呼びに来るから、ね?
→ 膝丸
…不甲斐ない、という事はないぞ。君はこうして結果を出したのだからな。
( もし睡眠を取るのであればと腰を少し浮かせていたが、共に休憩する事を選んだ彼女にゆっくりと腰を落ち着かせ。そのまま卓上の盆に手を伸ばせば、茶を湯呑みに注いで彼女の前に置き、先程兄刀と話していた時に譲り受けた芋羊羹の乗った皿も寄せて。準備を終えるなり再び向き直ると、一先ずの目標を達成出来た事が相当嬉しかったのだろう、誇らしげな様子で己を見詰める瞳と視線を交え。最初の頃と比べて随分と成長した彼女に内心感極まりながら、変な所は見せられまいと穏やかに言葉を返し。今度は現在の彼女を褒めるべくそっと柔らかな髪を撫でやり )
大変であったのは俺ではなく、君の方だろう?……主、よく頑張ったな。
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