とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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→ 日和
うん、ありがとう……ふふ。
( 互いに会計を済ませ、彼に背を押されながら店を後にし。早速手に握らされた彼からの贈り物と、近侍に贈る分の包みを両手に持つと嬉しそうに笑みを。己と揃いの櫛をあげて、彼は喜んでくれるだろうかと期待に胸は膨らむばかりだが、勝手にお揃いにした事を気味悪がられる可能性もある。一抹の不安を抱えながらも、今は初期刀からの贈り物を素直に喜ぶ事にして。菓子の材料を売る店へと向かう彼にほくほくとした気分で着いて行き。進む先に見えた店に視線を向けると、あそこが目的の場所だろうかと彼を見上げ )
→ 膝丸
ああ。いや、共に休憩でもどうかと思ってな。──だが、疲れているようであればもう一眠りすると良い。布団を用意しよう。
( 寝惚け眼でぼんやりとしている彼女の表情を眺めていたが、視線が絡まった途端に正気を取り戻したらしい主人に一つ笑みを。彼女の温もりが離れてしまった事には少々名残惜しく感じるものの、懐かしい彼女の姿を見られた事で心満たされたまま変わる事はなく。自分の行為を思い出しているのか、恥ずかしそうに赤い頬を掌で挟む様子を静かに見詰めて。彼女の言葉についつい乗っかってしまったが、程々にしておくべきだったか。彼女は子供扱いを嫌がっていたし、機嫌を損ねてしまっては申し訳ない。内心で反省を行いながら姿勢を整えては、卓上の盆に目を向けつつ用件を伝え )
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