とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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→ 日和
ふふ、それは勿論嬉しいけど、歌仙が見立ててくれたものでも充分嬉しいよ。──…なるほど、みっちゃんに贈り物かぁ。
( ある程度皺を伸ばしたつもりだが、一度ついたものは中々消えない。綺麗好きの彼には悪い事をしたと内心反省するも、嬉しげな様子で頭を撫でられると表情を和らげて。無論、意中相手からの贈り物は嬉しいのだが、自分から物を強請る程の図々しさは持ち合わせていない。それに、センスの無い自分に物を見立ててくれるならば誰からであろうと喜ばしい事。先程の失態は記憶の片隅に追いやり、のほほんとした口調で彼を見れば、次いだ提案にほうと目を僅かに輝かせ。彼の物ならば選びやすいだろうか。再度並び立つ店に視線を流しながら思案しては、異性への贈り物には何が相応しいのかと小首を傾げて )
うーん、何が良いんだろう…。
→ 膝丸
──…主、茶と茶菓子を持って来た。少し休憩にしないか?
( 政府からの文が来て早数週間、本丸立て直しの為に主人を陰ながら支える日々を過ごしていたのだが、とうとう本日で全ての男士を顕現し終え。大変喜ばしい事に気分が高まるのは当然のこと。彼女が書類を纏める間、仲の良い兄刀に付き添ってその喜びを伝えながら過ごしていたが、ふと時間を見てそそくさと厨へ足を運べば、そろそろ休憩をと盆に茶と茶請けを用意して執務室へ向かい。襖の前で止まると驚かせない様に声を潜めて声掛けを。しかし、物音一つない事に首を傾けては片手でそっと襖を開け、畳に転がって寝ている彼女を発見し。疲れていたのだろう、卓上に盆を置いて彼女の傍まで近寄ると腰を下ろし、その愛らしい寝顔を視界に捉えながら指先で頬を撫で )
……眠っていたのだな。
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