とくめい 2019-09-25 09:21:08 |
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歌仙:
それなら、是非僕が見立てたいけど…。贈り物なら、彼からの方が嬉しいかな?
( 立ち姿がゆっくりと直り、背筋が伸びていく様に段々と安堵が湧き。喝を入れるように頬を叩き、小気味良い小さな音を境に声色から普段の落ち着きが伺えるようになり、再び胸を撫で下ろし。ずっと握られていたため皺が刻まれてしまった着物については後でお説教だが、それも今ではあるまい。周囲を見回し、先程よりも興味の湧いた様子の彼女に何処か嬉しげに問うと、幼子に接するようにその髪を軽く撫でてやり。己も辺りを見渡し、店頭に並ぶ様々な商品をざっと確認し、何か思うところがあったのか再び視線を彼女へ。)
ああ、きみが彼に何か贈っても良いかもね。
霖:
────お、おわった…。漏れなし不備なし、全員分…!
( 最後の書類に押印をし、感慨深く思いながらその紙面を何度も何度も眺め、悦に浸る。彼の激励もあってか、それから数週間もしない内に残りの男士を顕現させることが出来た。今朝励起させた分の刀の書類を今しがた纏め終えたところで、これを提出すれば一先ずスタートラインに立てるのだと思うと目頭が熱くなる。溜息と共に背後へと倒れ込み、畳に身を預けぼうっと天井を見詰めて。ここ最近はずっと身体が怠いが、これで精神的負担もなく休めるようになるだろうか。安心から気が緩み、気付けば瞼は下がり始め。室内にはまるでいつかのように小さく寝息が聞こえ始め。)
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