( 突然視界いっぱいにカラフルな色がキラキラ見えたかと思うと目の前には一本のバラが差し出されており )え、…あ──有難う ( 少し狼狽えながらもバラを受けとるとサーカス裏に去っていくピエロを視線で追って ) もう十分視察は出来た、そろそろ帰る支度を ( 満足気な表情を浮かながら護衛に伝えると手にバラをしっかりと握ったままサーカスのテントからゆっくり出て )