その恋は泡沫のように/〆

＊ 妹 ：

(今日も今日とて何も変化はなくいつも通りの一日が過ぎようとしており、課題をある程度終わらせると休憩がてら飲み物を飲もうと自室を出て。階段を降りきった所で偶然にもお風呂上がりの “ 兄 ”と遭遇し、いつも通りデリカシーのない発言に対してはからかいだと認識しているので、それに対してわざとらしく『 私、太らない体質だから大丈夫、大丈夫！ 』と笑顔で伝えるもその直ぐに両親の会話が聞こえると笑顔から表情が一変し、両親の会話の内容が衝撃的すぎて一瞬だけ固まると “ 兄 とは 血の繋がりがない ” という事実に混乱して。両親はきっと冗談を言っているのだと自己解決しようとし、兄の方を向くと表情から “ 血の繋がりがない” というのが現実だと思い知らされ、突然の事に現実を受け入れられないでいるのか両手が震えだして。兄の頬に一筋の雫が伝うその姿があまりにも印象的で吸い込まれそうになり、今の現状では不謹慎ながら思わず釘付けになって。泣き顔を初めて見たのもあり何も言えないまま廊下に立ちすくんでいると、兄の「 今日はもう寝な 」という言葉でやっと我に返ったのかハッとして顔を上げて。自身よりも優しい兄の方が心配になり、そのまま背中を押され戻ろうとする兄の服の裾を無意識に軽く掴むと口を開き『 ──お兄ちゃん。 私は何があってもお兄ちゃんの “ 妹 ” だからね！ 』咄嗟に出た言葉は妹だという主張で。未だに何が何だか解らず混乱しているが、ただ言えることは “ 兄妹 ”という関係はきっと、これからも変わらないであろうとこの時は思っていて。)




（ ／ 遅くなりまして、申し訳ございません！ 募集掲示板にて希望しました 25482 姉 or 妹 （ 仮 ） で御座います。 姉か妹か迷いましたが、今回は妹のパターンにいたしました。口調等はあくまでもサンプルですので、お好みに変更可能です。判断してもらう為の参考までにという事ですが、文章が無駄に長くなってしまい重ね重ね申し訳ございません。
トピックのタイトルにある泡沫という単語から現実を知り、はかなく消えやすい感じを文字にて表現しようと奮闘しましたが、何だか微妙になってしまい。その感じが少しでもPL様に伝われば嬉しいのですが！と、ご挨拶まで長ったらしくなってしまい申し訳ございません。
最後までお目通しありがとうございました。ご検討の程宜しくお願い致します！ ）