怠 惰 小 説 家 2019-09-17 18:31:56 |
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…ご覧の通り、馬ッ鹿みてえな時間に目ェ覚めちゃってさ。明日見返したら恥ずかしくなって全消しするだろうからもう送っちゃおってノリなわけよ( あは / )
ただいまって言う場残しといてくれてありがとね。…やっぱアンタの手は落ち着くわ( ふは / 撫で受け )ええッ、褒められてる気がしねえ! でも最後に “ そんなお前が好きだよ。” って聞こえた気がするからぜーんぜんいんだけどね!( にまり )あー、アンタの匂い落ち着く……( 優しい掌の感触に安心したようにほうとさらに肩の力を抜けば、相手の腰付近を掴んでいた手をそのまま緩く背中に回して )
あと長さ気ィ遣ってくれてありがとね( ニッ )えーッ! センセブランク持ちには見えねえ!( ぱちくり )いや、いいね。サイン会ではアツいス。あと列の最後なの時間気にせず話せそうで最高スね!( えへへ )あ、あとさー、どっちでもいけっと思いますけど、もう俺ら近所の人として再会してる感じ?( むむ )あともう一個ね。俺こそロルの形式わりと小説調寄りな自覚あるし、これだとちょいやりにくいわーバイブス下がるわーみたいなのあったらマジ速攻言ってくださいね! やりやすさはマジ大事だからホント遠慮なしで頼ンます!( 両手合わせ )それとこれも先に言っとく戦法なんスけど、俺ロルも結構ムラあるンで長さかなり前後するかも( うむむ )
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( 何をやったところでさして面白味を感じない空虚な日々。そんな飽き性故の無色な日々に鮮やかな色を与えたのは売れっ子大作家の小説で、まさに今日がその作家のサイン会当日で。高揚からなる緊張故に何度も手洗いへと列を中座していれば、いつの間にか自身の順は列の一番最後となっており。そんな現状をポジティブに捉え、ならば自身の順が回ってくるまで精神統一をと試みたものの、さらりとした作家の対応に想像以上に早いスパンで回るサイン会。当然精神統一など叶うはずもなく動転する心中変わらぬまま、気付けば自身の前に並んでいたファンが作家から本を受け取り歓喜の表情で立ち去っていくところであり。その情景をぼんやり瞳に映したところでやっと正気に返れば、耳に入る係の者の『 次の方。 』 “ ───まずい、まだ言いたい言葉を纏めてないのにッ。 ” そんな心の声がわかりやすく透け出た表情で机一枚挟んだ相手の前へと滑り出れば、もうどうにでもなれと腹を括って発した第一声はやや上擦ったトーンで。 )───あ、あのッ! 俺、先生の作品すんッッッごい好きで……ッ!
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