2019-09-17 10:25:21 |
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「 そこで3回まわってワン、と鳴いて頂けますか? 」
◇ ディオン / 赤ずきん / 男
美しいウェーブの掛かった金髪は腰に掛かる程で切り揃えられ、常磐色の瞳はややシャープで長い睫毛に縁取られている。鼻筋の通った中性的な顔立ちで色白。やや大振りで腰丈の赤いマントを羽織り、その下には白いブラウスに黒のボウタイ。編み上げの黒いブーツを履き、乗馬ズボンの様に僅かに膨らみのある黒のスラックス。背は170cmで細身。
見た目とは裏腹に笑顔で毒を吐くサディスト。と言っても言葉の端々に混ざる程度で比較的フレンドリー。口調が丁寧なのは癖。狼に対し並々ならぬ憎しみを抱いており、噂では見掛けた際は巨大なハサミを持って追い掛けるとか。
一人称は私。好物はワインと母が焼いたパン。
「 お前な…、少しは恥じらいというものを持て。 」
◇ アベル / 狼 / 男
襟足が隠れる程の漆黒の猫っ毛に大きな狼の立ち耳。毛先を遊ばせた長めの髪で前髪も些か長め。切れ長の瞳は黄檗色の三白眼で鋭く、雄々しい顔立ち。ファーの付いた黒いフード付きモッズコート風のアウターに細身の黒いパンツ。アウターの中は檳榔子染のVネックで全体的に黒っぽい。足元は黒い革靴。爪は女性の様に長めで鋭い。背は185cm。
無骨だが面倒見が良く、良くも悪くも自然体な所為か時々無愛想だったり、配慮の欠けた物言いをしてしまうこともある。ディオンの祖母に怪我を負わせてしまい、それが元で亡くなったことから赤ずきんからは相当恨まれている様子。種族は人狼。満月の日の夜のみ狼の姿に変身する。因みに人肉は食さない。
一人称は俺。好物は干し肉と果物、そして昼寝。
「 あらあら、こんな所に来るなんて…物好きな人ね 」
◇ イネス / 塔の上の髪長姫 / 女
手触りの良い真っ直ぐなプラチナブロンドの髪は背丈の何倍もあり、艶やかな流し目気味の瞳は淡い菖蒲色。薄幸そうな顔立ちではあるが、それでも大層美しい容姿。肩甲骨の辺りから生えた真っ白な羽毛は所々薄汚れており、右側の羽根は無く、付け根から千切り取られてしまった様に盛り上がった傷があるのみ。白樺の様な手足は些か節くれていて、背の割には肉付きが悪い。程よくレースがあしらわれた淡い色のワンピースを着ており、両手足には長い鎖のついた枷。足元は素足。背は167cm。
温和で嫋やいだ性格。幼い頃から塔に監禁されており、外界のことを知らない為か、訪れる者達に外の話をせがむ等子供の様な一面を持つ。好奇心旺盛で怖いもの知らず。天界から堕とされた天使等と言われているが、出自に関しては自身も理解していない。
一人称は私。好物は外の話と紅茶、甘い茶菓子。
「 継母や義姉達が居なくて清々してるの! 」
◇ レオノール / 灰かぶり姫 / 女
肩に届く程の暗い橡色をしたストレートヘア。同色の瞳は目尻が吊り上がり、気の強さを窺わせる。ワイヤー入りの赤いヘアバンドはうさぎの耳のように立て、両耳に小ぶりの真珠のピアスを着用。薄らと施された化粧により大人びて見えるが、実際は幼さが残る顔立ち。しかし体型は程よく凹凸があり色白。七分丈のシャツと暗い緑色のロングスカートにヒールのない薄汚れたパンプス。家事をこなす際は白いエプロンを着けている。背は152cm。
継母や義姉の前では素直で大人しい少女で居るが、実際は気が強く口も悪い。言いたいことはハッキリとストレートに伝えるが、好意や感謝の言葉は照れ臭さが邪魔をしてなかなか言えない難儀な性格でもある。母親を早くに亡くし、父親も病気で亡くしてからは意地悪な継母や義姉に召使いとして扱われている。ただ、パーティやお茶会で居なくなることが多い為、特別気にしている素振りは見せない。
一人称は私。好物は肉の入ったスープと小動物。
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