私の少年に感化された人 2019-09-11 23:50:17 |
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行ってきます。
( 誰もいない部屋に、誰かがいるかのようにポツリと言葉を置いてきた。脇腹にはサッカーボールを抱え、動き易い服装でいつもの公園に向かう。台風が過ぎ去った後だからか、昼間は暑いが夜は少し寒いくらいの涼しさを空気が帯びるようになった。ウォーミングアップも兼ねて走りながら向かう公園の道中、色々な人とすれ違う。酔っ払っている人、仕事からの帰宅途中の人、これから何処かへ出掛けようとする人。都心よりは離れた場所に住んでいるが、やはり東京とだけあって人は多い。昔はこの人の多さが嫌いだったがきっとそれは、あの人達がいたからだろう。自分を放っておいて好き放題にやる二人が帰り道だったりで会ってしまう事があったから。勿論今は二人とも実家に帰ってそれぞれの人生を歩んでいるようだ。僕と言えば、二人の親、僕からすれば祖父母に当たる人から面倒をちょくちょく見てもらっている。こんな歳で一人暮らしは反対はされたが、条件付きで許可されたのは幸いだった。走りながら火照る?が冷たい風に当たるたびに暑いのか寒いのかよく分からない感覚を覚える。走って数分、いつもの公園に着く。外灯一つが砂場の近くにポツン、と立っている下まで行くと、少し滲んだ汗を拭い、いつものようにサッカーの練習を始めた。)
( 大変お待たせしてすみません。とりあえず、ロルテの時の状況で二人が出会うような形にしたいと思います。最終的には結局2人は付き合うことはなく、それぞれ自分が選んだ道を行くようにと今のところは考えています。勝手ではありますが、よろしくお願いします。)
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