のらサンのお部屋

.......ああ、よく寝た。（ すくっ ）
寝る間際にまた死神さんが一瞬見えたような気もしたけど、夢だったんじゃないかと思うのらさん。といっても基本夢見ないんだけどね。

さてと！
切り替え切り替え。お仕事しましょうかねー。（ 一つ大きく伸びをすれば、寝ている間に持ち主の寝相故に振り落とされたのだろう自身の薄紫色のサングラスが視界に入る。床からそれをひょいと拾い上げじっと見つめた彼女は “......よし、傷はないね。使える使える。”なんてぼそりと独りごちると、埃でも払うようにふっと息を吹きかけてからそれを掛け直し、デスクへと腰を落ち着かせて。まだ眠気の残る面持ちで己がパソコンへと対面を果たせば、おもむろにキーボードに手を伸ばし、やがて静かな室内にはカタカタとキーボード音が響くのみになって。 ）