能力学園都市の秩序と混沌[バトル、恋愛、初心者冷遇］

『痛いかぁ？辛いかぁ？苦しいかぁ？そりゃあよかったぁ。』

『お前らにとっちゃあ僕みたいなのは分かりやすい化け物なんだよなぁ。ほかの奴らよりよっぽど攻撃に躊躇がねぇぞぉ』

『てめぇはいつまで正気でいられるかぁ？【覗け、深淵】これが化物だぁ。』

【名前】九頭龍 錨（クズリュウ イカリ)
【年齢】19歳
【性別】男性
【役所】兎影 幹部、ラグナロク学生

【性格】
発現した能力のが周囲にもたらす生理的嫌悪感から幼少期より迫害にも近いいじめを受けていたため、かなり精神が歪んでおり、かつて自分がされたように苦悶の表情を浮かべる人をあざ笑うような言動を取る。だからといって人間嫌いというわけではなく、自分でも平等に、対等に扱ってくれる人間に対しては比較的温厚でおとなしい一面を見せる。おそらくこちらが本当の性格。口調はどこか間延びしており、口は悪いが凄みは感じられない、陰湿さの塊には見える。

【容姿】
身長2mを超える長身だが酷い猫背であり、筋肉も殆どついていない枯れ木のような体であるために、そこまで大きくは見えない。肌は白く血色が悪い。髪質は海水に濡らしてよく洗わずに乾かしたときのようなゴワゴワした剛毛で、背中の中ほどまで伸びており、色も海水で色抜けしたような茶色。ヘアゴムで無理やり一つにまとめている。前髪が長く顔半分を覆っており、時折覗く目は鋭くこちらも不気味。顔立ちはそこまで悪くはないものの、どこか深海魚を連想させる歪さがある。服装は学園指定の制服を着用している。普段着もカッターシャツにスラックスを着用している。前髪に無数に取り付けられたヘアピンは後述の完現具。

【完現具】
『深淵(アビス)』
解放前
前髪に無数につけられたヘアピン。ゴワゴワの髪質を抑えられているようには見えない。

解放後
槍。というよりも捕鯨などに使用される銛に近い形状をしている、穂先が大小2つあり、大きい方の穂先は柄の部分から切り離すことが可能で、これはワイヤーにより接続されているため、ワイヤーアンカーとしての役割も果たす。普段は大きい方の穂先を用いるが、射出している際は小さい方の穂先を用いる。射出された穂先の軌道は触手を用いることで半径50m以内であれば自在に操ることが出来る。


【能力】
『CoC(クトゥルフの呼び声)』
・概要
自身の体そのものを変質させる能力。その姿はタコやイカに似た無数の触手を持つ異形であり、形成された外骨格で無理やり人の形を保たせてなお吐き気を催すような歪で醜悪なもの。身長は3mに達し、後頭部や背中からは常に十数本の太い触手が伸びている。骨格が無くなる代わりにその巨体を筋肉だけで立たせることが出来るほどの強靭な膂力を得ることが可能で、関節がなくなるために人間以上に自在な動きをすることが可能。人間の扱える以上の武器を持っているのは多数の触手で扱うことが出来るため。自身の触手が届く範囲内では無類の強さを見せるが、それ以上離れた相手には有効な攻撃手段を持たないため遠距離戦に弱い。また乾燥にも弱いが逆に雨の日等の湿気の強い日や海や川などの水場では燃費含めて全体的に3割ほど強化される。体組成が人と異なるため、体液が人体にとって毒性を持っており、体を覆う粘液や血液に触れると程度にもよるが間隔が次第に麻痺していき、触れた場所に近い組織から動かなくなっていく。毒が心臓まで達してしまうと心臓麻痺で市に至る可能性もあるが、症状の進行はそこまで早いわけではなく3日ほど余裕があるためそれまでに解毒剤を投与すれば後遺症もなく助かる。

・利点
触手は無数に増やすことが可能で、そのリーチは最大半径50mと非常に広い。器用さも十分で、先端を5本に分ければ人間同様の働きも出来る。変異時は痛覚もなくなるため、まもりを無視して攻撃に専念することも可能。また、再生能力も併せ持っており、心臓や脳と言った重要な臓器でない限りは目に見える速さで再生、回復が可能となっている。生成した外骨格は一般的な拳銃程度なら無傷で耐えきるほどの強度を持っており、重たい自重を支ることで強大な膂力を戦闘に回すことが可能になっている。指先や触手の先端を尖った形状の外骨格で覆うことで攻撃力を高めることも可能となっている。

・欠点
触手を増やしたり肉体を再生させたりすると大量のエネルギーを消耗するため、それを利用して触手を攻撃し続けることでエネルギーの消耗を促進させる手も有効。ちなみに毎日10万kcalに達するような大量の食料を消費しているが、これでも能力を最大行使できるのはわずかに30分。それ以上使用するとエネルギーの消耗過多により気を失う。そのため人海戦術により大量の触手をひたすら切り刻む短期決戦が有効。ただこれは戦闘中にエネルギーを補給出来るのであれば時間を延長することが出来る。

【備考】
普段は学生として生活しているようだが、その気持ちの悪い外見を理由にいじめを受けていたため不登校気味であり、勉強はしているのだが成績はあまり良くない。運動神経はそこそこ良く、能力の影響で人間時に消費するエネルギーの何倍ものエネルギーを蓄えているためにシャトルランや持久走等の持久力関連の運動の成績だけはやたらと高い。趣味はゲームで好きな食べ物は卵をたっぷり使ったカツ丼。タコやイカは同族意識を感じて食べることができない。外見からは想像できないが以外にも料理や裁縫等の家事が得意。気味の悪いのう力でも自分を捨てずに育ててくれた両親を大切にしてはいるのだが、屈折した自分を見られるのが嫌で現在は一人暮らしだが定期的に実家に帰っている。ちなみに実家は北陸地方のどこかの港町にあるらしい。

兎影に所属している能力者の中でも戦闘行為を行うことの出来る30分間だけなら格上だろうが人員を用意しようが油断はできないと噂される「バケモノ」。遮断した痛覚と再生能力に加え全身を覆う外骨格により能力者屈指のタフネスと防御力を持ち、うかつに触れれば麻痺毒に侵され、外見的にも生理的に受け付けない嫌悪感を持つことから最も戦いたくない敵に上げられることも多い。そのタフネスから敵の足止めや自らを盾にしての突撃等敵からすると厄介極まりない戦術に使われることが多く戦いたくないときに限って出てくる困ったやつとして認識している人も少なくない。


((幹部で参加希望するにあたって能力等に改定を行いました。確認お願いします。