灰色の空気と黒の雲(奇病／病院／人数無制限／途中参加歓迎。)

>木嶋様

…とてもお上手ですね。私には、これほど素敵なものは折れないです。きっと、心を込められないから。
(自分で折った筈のそれを見て溜息を吐く相手を見て、歪な形である事を気にしているのだろうかと思い、フォローの言葉を並べながら手の内のそれを相手に返して。素敵な格好だと言われ『お褒めに預かり、至極光栄に御座います』と恭しく礼をするも、その瞬間木と化した相手の左腕が目に入り。義手となった己の右腕と相手のそれとが重なり、『こちらこそ初めまして、フェデーレ・フェラーリ=トレカーテと申します。あなたのお名前は?』と、無意識の内に右腕を抑えながら言い)

>天﨑様

イチカさん、ですね。私の事は気軽にフェデーレとお呼びください。
(相手の名前を、確認の意も込めて復唱する。矢張り自分以外に外国人はいないのだろうか、と思いつつも、呼び方を迷っている様子の相手の問いに、そのままファーストネームで呼べば良いと笑顔で返答し。そう言えば、顔を上げた時には彼女はこちらを見詰めていたようにも思える。何か用事でもあったのだろうか。何にしても話題が欲しいところではあるので、それを尋ねてみようか。そんな事を頭の隅で考えつつも、口からは既に『何か用でもあったんですか?』と、言葉を発していて)