語 2019-08-19 18:00:54 |
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>>天崎様。
本は楽しいよ、色んな世界に連れて行ってくれるから。
そう、だなあ…、此処は自由に見えて自由じゃないからね、外の世界が見れるような本が好き。
(普段読まないと言う彼女からの問い掛けには饒舌になりそう応えて。そこではたと己だけが話すのも、と気付く。ちらりと横目で見ながら“女の子ならファンタジーとかも良いかもね。”と返して。足取り軽やかに図書室へと入れば椅子を引き、彼女を座らせるように促してみて。“…ぁ、それとも先に探してみる?”と座る前に問い掛けてみて。)
>>干原様。
…感覚は、少しだけ。でもこれだけだったら痛くもないよ。折れたらどうなるか分からないけど。
(健常者に比べれば感覚は薄れている左腕。この手で壁を叩けば少しだけ鈍い音がする。その音が己にとっては何処と無く落ち着くのか、善くする行為であって。彼の名を耳にしては「ああ、そういえば医者に教えてもらったな」と思い出し何度か頷いて。“…干原さん、ね。俺は木嶋麦。”と名乗っては覚えてもらえるだろうと彼をちらり、と見て。そのまま続けて、“干原さんは掃除すきなの?”と問い掛け。)
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