ひまつぶしに練習でもどうだい？（ロール練習用板のつもり）

ーーちっ。勉強なんかやっても脳が疲れるだけなのに...。どっかいい場所ないかなぁ。

(一人ぶつくさぼやきながら赤と空白の多いテスト用紙に目を落とす。大学受験まで一年ちょっとしか残されていない自分たちにとって学校の定期テストくらいで躓いているところではないのだが、生来じっくり考えることが嫌いな自分にとっては勉強など苦でしかない。しかし教師を唸らせるような点数を自身の目で目の当たりにした時は流石に危機感を覚えた。家は誰もいない、それに居間のソファに座った暁には絶対眠りこけるかゲームに没頭してしまうだろう、仕方なく勉強に適する場所がないか街をぶらついていると視線の先に一際目立つ建物を発見し)


図書館。こんな所にあったっけ。丁度いい、失礼します。

(そろそろと中に入り辺りを見渡す。ありとあらゆる本や資料が目に入り、その中には自分の心をくすぐるような本も沢山含まれている。静かだし勉強と読書には最適だと判断するが早いか即座に本棚を物色し始めるが、なかなかお目当ての本が見つからずこれも方向音痴の災いか、と焦りつつちらりと横を見やると数人の少年少女達が談話している様子が視線に映る。チキンハートの自分には少々酷だが体に鞭打ち声をかけると)

あっあのー...すいません...