名もない煤けた生活/3L

｢──また、ですかあ？だって今朝もやったばかりじゃないですか。せっかく優雅な朝食を味わっていたのに、いきなり呼び出されたんですもん！……とはいえ、仕方ありませんか。自業自得ないけない人へのお仕置きは、このシュガリーちゃんにお任せあれ、です！ご褒美、ちゃーんと用意しててくださいね？｣

仮名:シュガリー
真名:マチルダ
ナナシ:幹部2
性別:女
能力:『ラクツウ』
相手に痛みを与える事が出来る。与えるのは「痛み」であって「傷」ではない故、対象が出血や感染等による死亡は起こらない。鈍痛、激痛、焼けつくような、痺れたような、刃物で切ったような、カナヅチで殴られたような、ひりひりと、ずきずきと、がんがんと、じくじくと───など。自分が感じた事があろうがなかろうが、それを問わずに対象の肉体へあらゆる痛みを実際のものと同等なほど的確に感じさせる。複数へ一斉に行うと痛みの強さが数に応じて弱まってしまう。長時間使用すると、能力を暫く使えないまたは微かな痛みしか与えられない。

性格:オシャレとショッピングと可愛いものが好きな典型的な少女。愛嬌を振りまき、人懐こさを感じさせる無邪気さと人を弄んで反応を楽しむ小悪魔めいた要素を兼ね備える。能力を使い続けてきたからか、他者の苦痛を目の当たりにしても気持ちを揺さぶられる事がほとんどないほど馴化している。泣き叫ぶ姿は無関心、悲鳴はただの雑音にすぎず、用済みとなった肉塊には見向きもしない。共感、同情、恐怖、忍耐、恍惚、いかなる感情が生じるのは皆無に等しいほど稀な状態へと陥っている。気にする事をあげるならば、髪、体、洋服など自分と身に纏うものが汚れないようにするくらいである。人にちょっかいを出したり弄って遊ぶのはそれらの反動に近く、心底から本当に苦痛を味わっていないという姿は愉しめるため。

容姿:ミルクティー色の胸元まで届く髪を後頭部にまとめたシニヨンには、大小の白いパールピンが数本留められている。前髪は目に軽くかかる程度。ぱっちりと開く二重瞼の虹彩は澄んだ水色。16から17歳辺りの外見。あどけなさを残す顔立ちのため、どこか無邪気な雰囲気が漂う。両耳に銀のチェーンで繋がる青い三角形のシャンデリアピアス。透明感のある色白の肌、女性らしい凹凸がありながらも華奢な線を引く体つき。身長158cmだが履いている靴により実際と比べ幾分か高く見える。襟の付いたアメリカンスリーブの黒いシャツに、オフショルダーと手の甲を覆い隠す長さをしたパフスリーブのデザインが施されたローズピンクの衣服を重ねて着ている。ビビッドピンクのベルトが通されている白いショートパンツは太腿が露わになる短さ。黒いブーツは足首を包む丈でヒール5cm。

その他: 一人称「私」二人称「貴方、さん付け等」
幹部という役職ではあるが、比較的新しく入ってきた人物。敬語で話すものの、その口調には崩れた部分が多い。フレンドリーな印象を与える性格のため、ナナシからすると任務の範囲外である赤の他人との関係を持ち、むしろナナシよりも仲が深い。遊びを重視しているので、相手に与えている情報はもれなく偽物だらけ。


(/pfが完成したので、確認お願いします！何か不備あればご指摘ください。)