賢者アークエット 2019-07-16 19:33:40 |
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【 雷火の騎士アレクサンドラ / 第二要塞都市ソルブランカ- 門前 - 】?
まぁ、こんな時に未来の心配だなんて余裕なのね!
( 自分の攻撃を待ち構えているかのように微動だにせず、割りに合わないと乾いた笑みを浮かべる相手。疑問には思うが構うものか。盾のように地面から出現した太い幹に剣が受け止められては、斬り倒すまではいかないものの黒く焼け焦げ、燃えるそれに舌打ちを一つ。幹を迂回し向こう側に居るであろう相手の元へ向かわなければ、と前方に注意ばかり注いでいたからだろう。背後から風を切るように何かが迫る音が聞こえ )
っ……素晴らしい力ね。でもまだ、まだっ、終わらない……っ!
( ナハトの動きを捕らえた瞬間を思い出す。痛みにより秘奥が使えなくなる前に、反応が遅れた中で最善を模索し。効果の切れた長剣を手放し【秘奥を発動/2】負傷しても構わない左手に紫雷を宿らせる。そこで喉を、頭を、腹部を、足を、腕を。ギリギリと締め付け動きを封じる蔦が枷の如く全身に絡み付く。そんな状況でも、母への執念から自傷を覚悟で反撃を企てる。雷を纏ったからとは言え生身の体。しかし自身の体が、皮膚が焼けるのも厭わず、左手に巻き付く蔦に電流を流し込み炎上させ。焼かれる痛みと締め付ける蔦に苦しく喘ぎながらも、蔦を伝って炎が瞬く間に走り、地中から繋がる根本へ、相手の足へと襲いかからせようとし )
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