賢者アークエット 2019-07-16 19:33:40 |
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【 雷火の騎士アレクサンドラ / 第二要塞都市ソルブランカ- 門前 - 】
あら、勇ましい
( その根底にある何が、彼をそうまで突き動かすのか。騎士としての正義感?はたまた違う感情だろうか。有象無象な非力な人間が、いくら集まったとしても一騎当千の絶対的強者には叶うはずが無い。それなのに、冷静な表情とはうらはらに瞳に熱く猛る炎のような闘志を燃やし、単身挑む断折の騎士。正直理解出来ないと、しかし興味深そうにその後ろ姿に視線を送り。その流れでオズワルドの姿を確認。その場に立ち、じっと動きを見せない彼。草臥れた容貌の彼もまた、まだ諦めていないと、機会を伺っているようにその瞳に光を失った様子は見られない。不思議だ。そして魔族が再び口を開けば視線を戻し )
……!!
( 告げられた解に、全身に衝撃が走る。チェリー、チェッタリントン。その名前を聞くだけで泣きたくなってしまうくらいに懐かしく、甘く響く音。その通りだと、彼女は自分の母なのだと声高く答えたい気持ちはぐっと堪える。ここには他者の目がある。魔族が嘘をついていた可能性、自分が失敗した時、断折が魔を退ける、または魔が撤退した後この場に残された場合、周囲へと例え苦しくとも言い訳を出来る余地を残す為、子である事には触れず。もう一撃、威嚇かまたは人知れず攻撃を防ぐ為か。大地が割られたのを目にしてから、稲妻が走る長剣に手を掛け引き抜き両手で握りしめ、オズワルドをゆっくりと見据え )
そこの髭のおじ様。貴方に恨みは無いのだけれど、会いたくて会いたくて会えない、私の……唯一の家族と再会を果たす為に、踏み台になって頂戴!
( 母に会いたい。森に囲まれた小屋の中、小さな世界で母と暮らせるだけで自分は満たされていたのに。母の行方が知れず外に出てしまったのが、いけなかったのか。漸く見つけた僅かな手掛かり。母の居ない広い世界、拠り所を失い寂しさに押し潰されそうな心の一部を吐露し、一直線に駆け出す。マリアの側に居た守護騎士の邪魔がもし入ったとしても構わない。戦闘経験は相手に分があるだろうが、例え植物で攻撃を防がれたとしても。雷火の二つ名の通り、剣に纏う力で落雷を受けた木のように切り裂き、燃え上がらせてみせる。そんな算段のもと、もし妨害を受けず距離を詰める事に成功したならば、正面から剣で左から右へと勢い良く胴体を狙った一撃を繰り出そうか )
【 選択 】
∟①( 亀裂の魔の提案を受け入れ柳緑の騎士を攻撃 )
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