賢者アークエット 2019-07-16 19:33:40 |
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【 亀裂の魔・テウダ / 第二要塞都市ソルブランカ- 門前 - 】
…聴こえなかったんスかぁ?とっととすっ込ンどけって言__、
( 手の爪は黒く長く鋭い、それで鼓膜を傷付けてしまわないよう器用に小指の爪で自身の耳の穴をほじくる動作を見せる。ヒトを敵とも思わないその様子、どうやら警戒に値するほどの実力を持つ騎士がこの場にいるとは考えていないらしい。ふと投げかけられた饒舌な言葉に、心底鬱陶しそうにその声の主アレクサンドラへと視線を向ければ、僅かに目を瞠って )
お前、チェリーが飼ってたっつうヒトの子スか。うぁスゲー、まだ生きてたんスねぇ。…教えてやっても良いんスけど、オレ今お仕事中っつーか。あの髭の騎士倒せたら、ご褒美に教えてあげるっスよ
( 何かを思い出したかのように、ぽん、と手槌を打つ。ついで掌の底の部分をくっつけたまま、ぱちぱちぱちと乾いた拍手を贈ろう。チェッタリントンを略称で呼ぶ辺り、彼女と何かしら関わりのある魔なのだろうか。ちろり、地面に伸びる根を楽し気な視線で見遣れば、その秘奥の根源であるオズワルドを顎をしゃくって示して。無論、アレクサンドラの手を借りずともこの場にいる騎士全員を殺戮する事など造作も無い。それでも協力を仰ぐような真似をして見せた理由は、他でもない" 面白いものが見れそうだから "。遊戯の魔と似通った思考回路を隠そうともせず、ヒュ、と音を立てて伸びた尾で再度地面を叩けば、またしても軽い地割れが起こり、それと連動して根も分断されてゆく。こうしている間にも、マリアと仮称ヴィンセントは少しずつ関所側へと遠ざかっていっており )
…はァ。居るんスよねぇ、どの時代にも__活きが良いだけで最初に死んじまうヤツ
( 実力差は歴然、それでもロットの闘志は萎えるところを知らないらしい。気怠く溜息を吐き、相手を指差すようにそっと腕をもたげる。その行動の意味は標的捕捉、言うなればロックオン。何の前触れもなく魔力を指先に集結させ、中距離にて放ったのは不可視の亀裂の力。衝撃波となってロットを襲うそれは、触れたもの全てに深い亀裂を走らせる力。身体に当たれば、骨が露呈するほど肉が裂け、防ごうと刃や盾を掲げればもれなくそれが罅割れる代物 )
【雷火の騎士アレクサンドラへの選択肢:
∟①亀裂の魔の提案を受け入れ柳緑の騎士を攻撃
∟②亀裂の魔の提案を拒絶し、柳緑の騎士を攻撃する意思を見せない】
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