匿名 2019-07-15 17:50:31 |
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…あんがとさん。まぁ、任務つっても下級の奴らばっかりの簡単な仕事だったがな。直ぐに終わったし鬼も弱かったし…っておい!?言ったそばからピーピー泣くんじゃねぇ!男だろ!
(話の流れをへし折ったのは相手の悲痛な叫び声だった。耳を劈く高音の雄叫びは消して心地よいものではなく雑音として己の鼓膜を揺るがしていく。脳へと響く音波に咄嗟に耳を塞ぐも、間に痛いと言っているのは何とか理解できた。足を庇うように地面へとのたうち回る姿に大怪我でもしているのかとすぐさま身を屈めれば相手の手をどかし隊服のズボンの裾を捲りあげる。「…んだよ。ただの捻挫じゃねぇか。んなの怪我の内にはいるかよ、」赤く腫れてはいるも紫に変色もしておらず内出血は起こしているが折れてはいない。拍子抜けした表情を浮かべるも困った様に眉を下げ苦笑を漏らした、同じ男として全く威厳が見えない目の前の黄色い生物の怪我を軽く指で弾いてやれば、ほれ。と立ち上がるよう促すも立ち上がる気配は無く「…嗚呼、そう言えば竈門兄妹は先程任務に赴いていたな。…あと猪頭も門を出て行く所を見たが。」とゆっくり立ち上がると相手を小脇に抱え何事も無く歩みを進める。抱えたままで蟲柱から塗り薬と包帯を受け取ると、クルリと方向転換。此奴はいいモンを手に入れた、ばかりに笑みを浮かべ「今日は俺の屋敷に泊まっていけ。捻挫の手当ぐらいしてやる、」)
>甘露寺蜜璃
(口に広がる絶妙な甘さに舌鼓すると、横から確かな目線を感じるがやはり大食いの彼女にこんな小さな大福一つだと足りぬ物も有るのだろう。気づいている素振りをすることなく残りの大福を口に仕舞えば、指に付いた粉を舐めとるとチラリと目線を配る「…んー、そんなに見られたら俺の体に穴空いちまうだろ。よし、食い終わったしさっさと土産選んでデートでもしようか。」悪戯っぽく片目を瞑り笑みを浮かべると、飄々とした表情でデートと口にして。まぁ、食べ物処を案内してやるぐらいしかできんがな…と素早く店内へと再び戻ると目移りしてしまうほどに種類のある菓子類から店主の女主人にお勧めを見繕ってくれと口を挟む。あと彼女にもとびきり美味いのを頼むよと付け足せばふたつの紙袋が手渡されそれらを手に取ると「この店はハズレがねぇからな!帰ってからの楽しみにでもしとけ。」と独特な色の色彩を放つ髪へと手を伸ばし軽く撫で付けると流れる様に店を後にした。甘い物は食ったから塩っけが欲しくなってきた…、「甘露寺、他に食いたいもんあるか?」と首を傾げて)
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