>根来様 「………………詳細は私にも解りません」 車掌はまた冷淡に言うと、 ふいと顔を前に戻した。 >鶴橋様 「………友人?……そんなの、作れないから この列車に囚われてるんだよ…」 車掌は、ぽつりと呟く。 振り向いた顔は、 深海のように深く蒼い瞳と髪をした、 まだ年若い青年だった。