足軽 2019-06-28 12:48:53 |
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>杞憂
まぁ、あたしとどう付き合うかはアンタ次第だよ。あたしは敵なら斬る、敵じゃないなら斬らないって具合で単純に考えてるからさ、別にあんたの理想を邪魔する気もない。
(残念そうになる杞憂の表情を見て組んだ腕を解き、がしがしと自分の頭を掻いて考えながら言う。無理に意見を遠そうとしない利口さは好ましく、気に入ったという訳ではないがこの場において彼女と敵対する意思はなくなった。警戒だけは残してあるが、それも保険程度の微々たるもの。思考は既に、外法を喰らってまで妖に身を転じさせながらも人と妖の共存を説く彼女への興味へと移っていて)
>水菊
へぇ、ってことはアンタが”霞ヶ滝の龍角仙人”? あたしと同じ首を狙われてる大妖怪。成る程ね、道理で強いと感じたわけだ。
(首を狙われていると聞いて、思わず目を丸くし相手の容姿を眺める。特徴からして思い浮かぶのは自身と同じくして大妖怪の一角を成すと風の噂に聞いた龍角仙人。目の当たりにして感じることは、噂に違わぬ力の持ち主であると同時に隙の見えない立ち振舞い。さすがの貫禄であると言わざるを得ない雰囲気を纏った水菊に心底感嘆し目を輝かせ、一つ二つ頷くと顎に手をやり首を傾げて)
ところで、なんでこんな廃村に? 此処には見るもんは何もありゃしないと思うけど。
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