匿名さん 2019-06-20 12:51:35 |
通報 |
(夜の早い俺は朝も必然と早くなる。……早くなったところで特にすることは無いのだが。
そんな朝の早い俺でも少し早いと感じる時間……午前5時半頃に身体が揺すられ意識が覚醒する。瞼の裏に差し込んでくる光は明るい。この時期だ、日の出も早いのだろう。うっすらと光を受け入れながら目を開けていく。
覚醒したと言っても、まだ半分くらい寝ている状態。そんな中で普段は見るはずのない少女の姿を捉えれば、ぼんやりとした頭で__そういえば泊めたんだっけな__と昨日の出来事をぼんやりと思い起こす。
そんなまどろみの中……初めは頬に訪れた感覚が何なのかは分からなかった。しかし次第にそれがなんの感触か、それではその行為はなんだったのか、その後の少女の言葉はなんだったのか、頭の中で処理を進めていき……)
待て。
(短く一言ベッドの中から声をかけ、その足を止めてから起き上がる。
なぜ止めたのかは分からない。勝手に出ていかせて鍵をかければ俺の仕事はそれで終了だった。
だが、俺はそれを止めた。)
どうするんだ? 帰るのか? それともまた他の家を探すか?
……行く宛はあるのか?
トピック検索 |