虹がかかるには

虹がかかるには

匿名さん  2019-06-20 12:51:35 
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  • No.26 by 神崎 裕哉  2019-06-21 15:33:27 

すべて……か。

(どうやら触れてはいけなかったらしい。そう受け取ってはそれ以上の詮索をやめることにした。

重そうなカバンを取ってもなお少女の足取りは重く見える。相当な疲れがあるのか、やはりなんだかんだ男の家に泊まるのが怖いのか。
分からないが、とにかく足並みを合わせるか。……これは五分では着けなさそうだ。

そうなるともう少し話を広げて場を持たせたいが、さっきのフリを失敗したのもあり話題が止まる。
元々興味を抱きにくい俺はこうやって話題が止まりがちになる。別に話すのが楽しくない訳では無いが、興味がなければ話が広がることも少ない。)

  • No.27 by 小鳥遊 唯  2019-06-21 16:40:02 


(先程の私の答えがいけなかったのか何故か彼は黙り込んでしまった。本人はそんなに重く考えている訳では無いようで、「こんなバックにお前の全て入ってんの?ちっさ!!」とでも笑って貰えるかと、考えていた。彼は案外、人の気持ちを人一倍に考えてしまう人らしい。そう思えば、重い脚を奮い立たせるように少々駆け足で、彼の前へ回り込んでみる。)

お兄さんっていい人だね。あんまいい人だと騙されちゃうよ?

(彼にこれ以上、気を遣わせまいと足取りを軽く…見せ。疲れた脚を一生懸命に動かして。5分…頑張れば休める。私、今日どれぐらい歩いたんだろ。明日から学校どうしよ。今日1日泊めて貰ったら明日は何処に行こう。また明日もいい人が居るといいな。なんて色々考えながらただ、ただ歩いて…暫く歩いた。時間はどれぐらい?5分、10分。まだかな…もう歩けないよ。そう思えば彼の顔を見上げて)

お兄さーん、まだ?疲れたー。

  • No.28 by 小鳥遊 唯  2019-06-21 16:44:06 


(/勝手に暫く歩かせました。可愛げのない少女ですみません!ロルも拙く、申し訳ない)

  • No.29 by 小鳥遊 唯  2019-06-21 21:35:13 


(/一応上げておきますね。)

  • No.30 by 神崎 裕哉  2019-06-21 23:24:40 

は……?

(疲弊していたはずの少女が前に回り込んできたかと思えば、その口から出てきた言葉に思わず呆然とする。
いやいや、お前こそ危機感軽いだろ。あんまり軽いとヤられるぞ。
……と、言ってやりたい。)

別にいい人じゃねえよ。

(言ってやりたかったが、それだけにとどめておいた。
そしてそれ以後は歩みが少し早くなった。早く休みたいのか、俺に気をつかってるのか。どちらにせよ俺もやはり足並みを合わせよう。

それから……10分経ったか経ってないかという頃合。ポケットに手を突っ込んで鍵を取り出そうとしていれば、さすがに限界が来たのか、少女が疲れたと告げてくる。俺はすぐそこに立っていた三階建てのワンルームマンションを指さした。)

着いたぞ。おつかれ

(敷地内へ入り、階段……へは向かわずに、一階に並ぶ部屋のうちのひとつのドアの前でまた止まり、鍵を開ける。

ドアが開かれると、奥に十畳ほどの部屋が広がっている。
一人暮らしにしては広いその部屋にはテレビ、冷蔵庫、本棚、ローテーブル、ベッド、ソファと充実した家具が置かれていた。
しかし充実している家具とは対象的に、趣味の類のものはほとんど見られなかった。
本棚があるといってもそこに置かれているのは漫画ではなく、大学のものと思われる教科書の類ばかり。
一応最新のテレビゲームは置いているが、ソフトの数は少なく、その少ないソフトもすべてが複数人でプレイするのが主なもので、一人プレイ用のゲームはひとつも置いていなかった。)

  • No.31 by 神崎 裕哉  2019-06-21 23:26:09 

(/いえいえ、可愛げしかないですよ!とても楽しいです!
あとある程度の確ロルだったりスキップは仕方ないと思っていますので全然気にしないでください。むしろある程度入れてくれた方が助かります。)

  • No.32 by 小鳥遊 唯  2019-06-22 17:07:19 


ん…?

( 彼の前に回り込み話をすれば何故か呆然のした様子。首を傾げながら彼の動向を見守る様に見詰めて居れば次いで出た言葉に…)

そう?私はいい人だと思うけど?

(疲れた体に鞭打って、彼にこれ以上迷惑を掛けまいとしっかりとした足取りを見せる。いや…見えるように歩こう。

暫く歩いて、もう無理だ…と音を上げ、座り込もうとした時、彼の腕が上がり一棟のマンションの指差した。 _やっと着いた。_そんな気持ちから大きな吐息を吐き出した。)

お兄さん、結構いい所住んでるんだね?

(三階建てのマンション。エントランスを抜ければ見えた階段。そうだ、ここ三階建てだった…。登るのか………。と思って落胆して居れば階段ではなく、向かったのは一階の部屋。鍵を開ける様子に、心底ほっとして。彼の後ろから部屋を眺め見れば、割と広めな部屋とある程度揃えられた家具と電化製品。男性の一人暮らしにしては綺麗に片付いていて、もしかして彼女でもいるのでは?と思う程。其の疑問は今は置いといて、取り敢えず休みたい…。そんな思いから彼の服の裾を、ちょんちょんと引っ張って…)

ね?入らないの?疲れたんだけど…。

  • No.33 by 小鳥遊 唯  2019-06-22 17:09:37 


(/わぁ、ありがとうごさいます!そんな主さんもクールで大人っぽくてかっこいです!!
了解です。では此方でも上手く物語が進めるように気をつけておきますね。)

  • No.34 by 神崎 裕哉  2019-06-23 01:43:39 

(鍵を開けてドアを開けて待っていても、少女は何故か中に入らない。するとほんの数秒で服の裾をちょんちょんと引っ張ってきながら放たれた言葉で納得が行く。)

ああ、先に入っていいぞ。

(こういう時は客人が、年下が、女子が、先に入るものだと思っていたので入るのを待っていたのだが、向こうは向こうで先に入るという考えはなかったらしい。
先に入っていいと言えば、少女が中に入ってからドアを閉めて鍵をかける。そのままコンロなどが横に見える廊下を歩いて部屋の方へと案内。
片付いたその部屋の隅にボストンバッグと自分の持っていたショルダーバッグを置く。)

……何も無いつまらない部屋で悪いな。
今日はベッド使え。俺はソファで寝るから。

(当たり前だが、さすがにベッドはシングル。無理矢理寝れば二人寝ることもできなくはないが、かなりの密着感になるだろう。
そのため今晩はベッドを少女に明け渡すことにする。別にソファでも寝れるしな。
ただ……こんなことになるなら何か少し暇が潰せるものを置いておけばよかったとは思った。)

  • No.35 by 神崎 裕哉  2019-06-23 01:44:47 

(/ありがとうございます!!なんかつまらない男の子になってないかなってちょっと心配でしたけど良かったです!)

  • No.36 by 小鳥遊 唯  2019-06-23 23:32:36 


(/すみません。昨日、今日と忙しくてお返事が返せてません。明日には返すのでもう少しお待ちください!(スライディング土下座))

  • No.37 by 神崎 裕哉  2019-06-24 08:14:35 

(/分かりました。ゆっくりとまっていますね。(慈悲の舞))

  • No.38 by 小鳥遊 唯  2019-06-24 12:31:04 


(先に入って良いと彼からの言葉を受ければ、「お邪魔します…」小さく頭を下げながら中へ。靴をきちっと揃え案内された一室。取り敢えず学校の鞄を床に置くと自然とソファへ腰掛けて)

何も無いって…寝る所があるだけいいじゃん。それだけで十分。

(そう彼に告げる。家に帰れば虐められる毎日。帰らない事など日常茶飯事。時には学校の友達の家、公園、河川敷の橋の下など、人の疎らな場所を選んで野宿をする事もあったらしい。彼に助けられ、部屋の中で眠れるだけで幸せだ…。そう思っての言葉。)

あ、そうだ…。私、小鳥遊 唯、今日1日お世話になります。

(1度立ち上がって彼へと向き直れば自己紹介をし、頭を下げてから再びソファへと深く腰を下ろす。それから暫くして、疲れのせいか、ソファに座ったまま、身体が滑り横になると眠って居るようで)

  • No.39 by 小鳥遊 唯  2019-06-24 12:32:39 


(/遅くなりました。お待たせしてしまって申し訳ない。ベッドを使わず眠ってしまいましたのでその後は飛ばすなり何なりしてもらっても大丈夫です。)

  • No.40 by 神崎 裕哉  2019-06-24 14:59:09 

(寝るところがあるだけでいいと言う少女。決して気を遣った嘘ではなく、本心のようで……年頃の女の子だと言うのに求める理想があまりにも低すぎると感じさせられる。
もっと色んなことに興味を向けて今しかない学生生活を楽しめばいいのに……。
そこまで考えた俺は、ふと誰のことを言っているのかと自嘲して考えることをやめた。)

あー……俺は神崎 裕哉だ。

(改めての自己紹介をされて名前を返したが、その続きは何も出てこない。そもそも名前を言われたところで何と呼べばいいのか。
……まあいいか。レポートでもやろう。

……そうしてレポートをしばらくして、ふとコイツにも明日の学校があるんじゃないかという思考に至る。)

そういえばお前明日の学校はどうするんだ?行くのか?

(何時に出ていくのか、それが知りたかったに尽きるのだが……返事が返ってこない。何かとソファの方を見てみるとぐったりと眠っている少女の姿が目に入る。
まったく無防備なやつだ……俺が襲おうと思えば簡単に襲えそうなほどに無防備に眠っている。多分、パンツを覗くくらいならバレずに遂行できるだろう。

まあそんなことはしないが……どうしようか。ベッドに移してやりたいが、あいにくと寝ている少女を抱っこしてベッドに移すという行動を起こせるほど俺はできてない。
……俺は諦めてタオルケットをかける程度にしておいた。

それからもその少女はしばらく死んでいるのかと不安になるほどぐっすり眠っており、日が暮れても起きてこない。
その間俺はレポートをやり、買ってきた弁当は置いておいて家にあったカップ麺を夜ご飯として腹に入れベッドに寝転がっていた。
ソファで寝るつもりだったが、そこは少女が占領している。
そして特に普段からやることの無い俺の夜は早い。22時頃には弁当に「勝手に食え」と書かれた紙だけ貼ってローテーブルの上に置いておき、夢の世界への扉をノックした。)

  • No.41 by 神崎 裕哉  2019-06-24 15:00:54 

(/ひぇっ。結構長くなりました…大丈夫でしょうか?
とりあえず勝手に爆睡させてこちらも寝ました。朝まで飛ばしても、夜中起きて個ロル回しても、起こしてもらっても大丈夫です)

  • No.42 by 小鳥遊 唯  2019-06-24 20:59:33 


(いつの間にか寝てしまっていた。目を覚ましたのは明け方4時頃。身体の上に掛けられたタオルケットの中で蹲っていた身体を伸ばすようにぐん、と伸びをすれば身体を起こして。離れたベッドで眠る彼を見れば自分がソファで寝てしまった事を認識したようで。そこから降りると周りを見回す様に洗面所を探し顔を洗う。)

お腹空いた…。

(ローテーブルに置かれたお弁当に自分への書き置きを見つけると_食べちゃっていいのかな?_そんな事を思い遠慮しながらも空腹に耐え切れず「いただきます。」手を合わせ小さく言葉にすれば、頂く事に。食べ終わった容器を流しで洗いゴミ箱へ。1日だけ泊めて貰う約束。そろそろここともさよならか。そんな風に思いながら…はぁ。と大きな溜息を一つ。彼を起こして、泊めてもらったお礼を言うべきか。メモを残してこのまま去るべきか。しかし勝手に出て行っては鍵を開けたままになってしまう。悩んだ末、ベッドに眠る彼を起こすことにしよう。)

お兄さん…ごめん。私そろそろ行くね?

(起こした時間はまだ朝の5時半。普通ならまだ寝ているであろう時間。申し訳ない気持ちもありながらも彼の身体を揺すれば、微睡みの中ゆっくりと目を開ける彼。そんな彼の頬へと軽い口付けを落とせば「これは、昨日泊めてくれたお礼。私何も持ってないから…」それだけ言うと学校の鞄とボストンバッグを持ち彼に背を向けて)

  • No.43 by 小鳥遊 唯  2019-06-24 21:01:58 


(/わわっ、私も少し長くなってしまいました。
爆睡している間イビキをかいていなければいいのですが。笑 朝まで飛ばしつつ、起こしてみました。)

  • No.44 by 神崎 裕哉  2019-06-25 12:57:25 

(夜の早い俺は朝も必然と早くなる。……早くなったところで特にすることは無いのだが。
そんな朝の早い俺でも少し早いと感じる時間……午前5時半頃に身体が揺すられ意識が覚醒する。瞼の裏に差し込んでくる光は明るい。この時期だ、日の出も早いのだろう。うっすらと光を受け入れながら目を開けていく。

覚醒したと言っても、まだ半分くらい寝ている状態。そんな中で普段は見るはずのない少女の姿を捉えれば、ぼんやりとした頭で__そういえば泊めたんだっけな__と昨日の出来事をぼんやりと思い起こす。
そんなまどろみの中……初めは頬に訪れた感覚が何なのかは分からなかった。しかし次第にそれがなんの感触か、それではその行為はなんだったのか、その後の少女の言葉はなんだったのか、頭の中で処理を進めていき……)

待て。

(短く一言ベッドの中から声をかけ、その足を止めてから起き上がる。
なぜ止めたのかは分からない。勝手に出ていかせて鍵をかければ俺の仕事はそれで終了だった。
だが、俺はそれを止めた。)

どうするんだ? 帰るのか? それともまた他の家を探すか?
……行く宛はあるのか?

  • No.45 by 神崎 裕哉  2019-06-25 12:58:30 

(/死んでるのかと思うほどですからおそらくしっかり寝ているでしょうね。笑
とりあえず止めないと行けないと思ったので止めました~)

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