「…………」 青年は、またぼそぼそと少女に囁く。 『えっと、あるじさまは…ひとを さがしてたんです。あるじさまのおねえさん。 じぶんのケガレをはんぶんせおってくれた いざよい いおりさんをしらないか ききたかったんです』