双星の陰陽師 ~穢れを従えし者~

双星の陰陽師 ~穢れを従えし者~

百合子  2019-06-08 16:29:05 
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  • No.7 by 百合子  2019-06-08 17:28:59 

通りすがりさん

大丈夫ですよ~。
やられるのは原作キャラですか?

  • No.8 by 3の匿名さん  2019-06-08 18:00:40 

名前:土御門有沙
性別:女
年齢:19歳
身長:160
容姿:有馬と同じ髪色でハーフアップ、瞳の色は紅色
私服は、ショートパンツにパーカー、そしてサングラス
備考:土御門有馬の娘であり、土御門有守の姉
十二天将以上の実力と能力を持っているが、十二天将には入らない
有馬と有守が大好きで、二人や仲間が傷付いたりしたら凄く怒る
無理しすぎるタイプ
天馬と行動する事が多く、片思いをしている(恋愛設定ありならですが...)

名前:セナ
性別:男
容姿:九尾の狐
色んな物に化けたり出来る。
人間に化けるときは、狐耳と九の尻尾がある時とない時がある
備考:咲夜の式神でもあり友達でもある
名前は、適当に付けられた
幼い頃から一緒にいる





これで大丈夫ですか?

  • No.9 by 3の匿名さん  2019-06-08 21:28:18 

>百合子さん

そう言えば、いつから始めますか...?

  • No.10 by 百合子  2019-06-09 06:31:45 

皆さん

おはようございま~す。
今から始めておきますね。

十六夜くん→「」 霧ちゃん→『』です!
(ロルは括弧なしの部分だと思ってください!)


「………………」

ケガレの荒野に、立ち尽くす影がふたつ。

ひとつは、筆でバツの描かれたマスクを着け
黒い着流しを纏った長身の影。

もうひとつは、黒い着物を着た小さな影。

『……』

ふたりは終始、無言だった。

長身の影が、小さな影に手を伸ばす。

小さな影も、その手を拒まなかった。

  • No.11 by 有沙  2019-06-09 07:43:06 

有沙「うみゅ...?何かなー(本能が何かを感じているが確信がないのか、気のせいだと思い)」

  • No.12 by 百合子  2019-06-09 08:45:17 

「………?」

マスクの青年は、ふと辺りを見回す。

自分の半身を支配するケガレが、
【ヒトがイル】と訴えたから。

「………」

青年は、小さな影に何か囁く。

小さな影はこくんと頷くと、その体からは
想像すらできないような辺り一体に
響き渡るような大声で叫ぶ。

『すみませーん!だれかいますかぁぁ!』

  • No.13 by 有沙  2019-06-09 08:57:10 

有沙「うわっ?!(驚いたのか、自然に戦闘態勢になってしまい)」

  • No.14 by 百合子  2019-06-09 09:04:37 

『いるならへんじしてくださぁぁい!』

その大声は、なおも続く。

「…………」

青年は耳を塞ぎ、少し顔を歪めながら
その大声を聞き流す。

  • No.15 by 有沙  2019-06-09 09:05:22 

有沙「え、あ、居まーす!(驚きながら、返事をして)」

  • No.16 by 百合子  2019-06-09 09:33:16 

『……!』

小さな影は返事に気付き、青年に近寄る。

先程とはうって変わって口は開くものの、
言葉を紡いではいない。

手の動きだけで一生懸命伝えようとしている。

「………」

青年もこくりと頷き、小さな影を撫でた。


(原作キャラもどんどん出してください!)

  • No.17 by 有沙  2019-06-09 10:27:21 

(了解です!あ、天馬さんもします!)

有沙「天馬さんー、どうするんですー?(大声で返事をしたが何もないので、少し恥ずかしそうに天馬に話題を振り)」
天馬「知らねぇ(みたらし団子を食べながら)」
有沙「ちょっと!団子とか食べなくて良いですから!(むー、と子供のように頬を膨らませ)」

  • No.18 by 百合子  2019-06-09 10:46:57 

「……………行くか」

青年は蚊が鳴くような、ほんの僅かな声を
あげた。

その丸まった背中で、一歩ずつ、一歩ずつ。

声の聞こえた方へと、歩んでゆく。

小さな影も、一歩ずつ、一歩ずつ。

青年を追いかけて、歩んでゆく。

  • No.19 by 有沙  2019-06-09 10:49:40 

有沙「...何か来てる気がするんですけど...(天馬の隣におり、人の気配を感じて天馬に聞く)」
天馬「ほーか?(団子を食べながら喋っており)」
有沙「もー!しっかりしてくださいよ!(天魔を叱りながら、一応戦闘態勢にはいり)」

  • No.20 by 百合子  2019-06-09 10:54:22 

「……………」

青年は人の姿を見つけるなり、だらりと両手を
無防備に下げる。

小さな少女もそれを見習い、手をだらんと
下げる。

まるで、戦う意思は無いと言わんばかりに。

  • No.21 by 百合子  2019-06-09 10:57:13 

(恋愛は…ありですが、キスであるとか、
過度に絡んだりしないでください!
普通の人たちが絡みづらくなっちゃうので!
(例)…その人、誰?
(自分の好きな人と喋った人を見つめ)
などは禁止です!)

  • No.22 by 有沙  2019-06-09 11:06:01 

有沙「あ、ありゃ...?(戦闘態勢をやめ)」
天馬「なんだ?お前等(二人を見つめて)」
有沙「んー、何処かで見たことがあるような...ないような...?(はてなマークを浮かべて)」


(了解です)

  • No.23 by 百合子  2019-06-09 11:20:10 

「…………………」

青年は、隣の少女に囁く。

『あるじさまのなまえは、
いざよい あずまです。わたしは、しもべで
ざしきわらしのきりです』

少女はどこかたどたどしく、言葉を紡ぐ。

「…………………」

青年は、相変わらず黙り込んでいる。

  • No.24 by 有沙  2019-06-09 11:29:57 

有沙「...?(何で下僕の方が喋っているの?と驚いている)」
天馬「式神か?(座敷わらしをみて)」

  • No.25 by 百合子  2019-06-09 11:52:16 

「……………」

また、彼は少女に囁く。

『わたしは、あるじさまの
しきがみじゃありません!しもべなんです!
あるじさまはひととはなすのがちょっと
にがてなんです。
じぶんのなかのケガレがにげるからって』

少女は、また言葉を紡ぐ。

  • No.26 by 有沙  2019-06-09 13:02:41 

有沙「ケガレ...ねぇ?双星の片割れの奴みたいな...(深く考え込む)」
天馬「んで?なんで俺達に近付いたんだ?(疑問だった事を聞き)」

  • No.27 by 百合子  2019-06-09 16:49:41 

「…………」

青年は、またぼそぼそと少女に囁く。

『えっと、あるじさまは…ひとを
さがしてたんです。あるじさまのおねえさん。
じぶんのケガレをはんぶんせおってくれた
いざよい いおりさんをしらないか
ききたかったんです』

  • No.28 by 有沙  2019-06-09 17:44:40 

有沙「うーん...父さんなら知ってるかもだけど...(その話を聞き、もしかしたら父が...と考えている)」

  • No.29 by 百合子  2019-06-09 21:38:45 

「……………」

青年は、また少女に囁く。
まるで彼女が自分の口だと言わんばかりに。

『んーっと…しらないなら、いいです。
ケガレをたおしながら、じぶんでさがします』

  • No.30 by 有沙  2019-06-09 22:16:01 

有沙「自分で探す...ねぇ?(少し心配そうに見て)」

  • No.31 by 百合子  2019-06-09 22:19:33 

「……………心配は、要らん」

ほんの僅か、聞こえるか聞こえないかの
微妙な声。

だがそれはマスクの青年から放たれたものだ。

  • No.32 by 有沙  2019-06-09 22:30:19 

有沙「え...?(驚きながら、本人を見て)」
天馬「ま、困ったら眼鏡かけた変態が助けてやんだろ(立ち上がり)」
有沙「父さんは、変態ですけど良い人ですからね?!...ま、まぁ、天馬さんの言う通りですし!(ドヤ顔をして青年を見て)」

  • No.33 by 百合子  2019-06-09 22:42:19 

「………………フン」

彼はまた、消えゆくような声を発して、
いつの間にか目の前にいたケガレに向き直る。

「………【十六夜式霊縛術・七獄】」

彼が一言、はっきりとそう発すると彼の
右腕から淡い青色の網が放たれる。

それはケガレに絡みつく。

暴れるケガレに構わず彼が網を引くと、
いとも容易く浄化してしまった。

  • No.34 by 有沙  2019-06-09 22:46:26 

有沙「わぁお...(驚いた様子で見ており)」

  • No.35 by 百合子  2019-06-09 23:07:05 

「…………」

『いざよいけは、とくしゅなんです!
おんみょうじのなかでもいしつとよばれて、
とくいにはってんしたじゅつをつかうんです!
あるじさまはそれがほかのいざよいけのひと
よりとってもじょうずなんですよ!』

少女はにこにこと微笑みながら言葉を紡ぐ。

  • No.36 by 有沙  2019-06-09 23:09:55 

有沙「へぇ...十六夜家...ねぇ?(少し興味があるのか反応し)」
天馬「...おい、帰らねぇとアイツがうるせぇぞ(話を切るように話して)」
有沙「えー。あ、もしもアレでしたら陰陽連で待ってますから!(手を振って陰陽連に戻る)」

  • No.37 by 百合子  2019-06-09 23:37:21 

「………………」

青年は顔をふいっと背け、少女を引き連れて
どこかへと消えた。

  • No.38 by 有沙  2019-06-10 00:13:06 

有沙「どっか行っちゃいましたね。不思議な奴等ですね(陰陽連に戻りながら)」
天馬「だな(面倒なのか、適当に返事をして)」

  • No.39 by 百合子  2019-06-10 00:16:49 

「………………ただいま、戻りました」

妙に礼儀正しい挨拶をし、「十六夜」と表札の 掛かった屋敷の扉を引き開ける。

《おかえりなさい》

優しい、柔らかい声が聞こえる。

彼の母、十六夜 美夜子(いざよい みやこ)だ。

昔は凄腕の陰陽師であったが、今は病気で
寝たきりだ。

  • No.40 by 有沙  2019-06-10 06:51:28 

有沙「って事があったんです(今まであったことを父である有馬に話して)」
有馬「へぇ?十六夜家が...(少し興味があるるのか、仕事をやめ話を聞いている)」

  • No.41 by 百合子  2019-06-10 06:58:15 

「………………母上…お体は」

《今日は大丈夫よ、ありがとう》

母親の笑みに安心してか、彼の顔が緩む。

少女も嬉しそうに微笑んでいる。

  • No.42 by 通りすがりさん  2019-06-11 13:08:40 

有沙「それより...どうするんです?ケガレ退治(真剣な表情になって)」
有馬「まぁ、各自にちらばって倒すって感じかなー(笑いながら)」

  • No.43 by 百合子  2019-06-11 21:04:05 

《東?帰ってんのか?》

座敷部屋の奥から、張りのある若々しい声が
響く。

彼の兄、十六夜 出雲(いざよい いずも)だ。

《帰ってんなら、一緒にケガレでも
退治すっか?》

「…ん」

彼はこくり、と頷く。

《おう。んじゃ、行きますか》

兄は僅かな頷く音を聞いて満足げに微笑み、
部屋からのそりと出てくる。

両の瞳を固く閉ざし、真っ白な着物を
羽織っている。

彼ら兄弟は霧を引き連れ、ケガレの荒野へと…。

  • No.44 by 有沙  2019-06-12 15:05:56 

有沙「...そんなに強力なケガレが居るんですかねー?婆娑羅くらいの呪力は感じられませんけどねー?(あたりをキョロキョロと見渡して)」
天馬「捜索するしかねぇだろうよ(面倒なのか、顔を顰めながら)」
士門「確かに待っているよりかは、探しに行ったほうが良いだろう(何時もと同じで真面目な回答をして)」
有沙「えー、面倒だなー(ため息をつきながら、ケガレを探しに行く)」

  • No.45 by 百合子  2019-06-12 19:41:57 

《…東。俺たち以外に人が居るな》

出雲は耳を澄まし、眉間に皺を寄せる。

「………………」

《まあ、支障は無いだろうけど》

青年はこくりと頷く。

  • No.46 by 有沙  2019-06-12 21:01:00 

有沙「強いケガレの気配しないのに...(そこら辺のケガレを倒しながら文句を言い)」
天馬「知らねぇよ(歩きながら戦いを観戦しており)」
士門「真面目にしろ!(二人を見ながら叱り)」

  • No.47 by 百合子  2019-06-12 21:11:32 

《…ああ、あそこに居るな》

瞳を閉ざした出雲は、真っ直ぐ
有紗たちを指差す。

「……………………」

  • No.48 by 有沙  2019-06-13 02:12:49 

有沙「ハァ...暇!てか、もう帰っちゃだめなの?(ため息をつきながら)」
士門「ダメだろ(呆れた顔で有沙を見て)」
有沙「だってさー、暇じゃん?(変な理屈を述べ)」
天馬「なんだそれ(少し笑いながら)」

  • No.49 by 百合子  2019-06-13 07:23:16 

《なあ、そこの三人さーん》

妙に間延びした、ゆったりした声で出雲は
感じ取った人間に呼び掛ける。

  • No.50 by 有沙  2019-06-13 11:10:59 

有沙「ん?(少し警戒しながら振り返り)」
天馬「誰だ?(はてなマークを浮かべながら)」

  • No.51 by 百合子  2019-06-13 17:12:06 

《そんな警戒せんとってぇな。この前は
うちの弟が迷惑掛けたみたいで、ごめんなぁ》

出雲はあくまでも笑顔を崩さず、
温厚な口調で話し掛ける。

「………………………」

東は、ずっと押し黙っている。

  • No.52 by 有沙  2019-06-13 17:19:17 

有沙「弟...?あ、この前の(少しはてなマークを浮かべるが、直ぐに驚いた顔をして)」
士門「知り合いか?(首を傾げて)」
天馬「さぁな(はぐらかすように笑い)」
有沙「この前、ここら辺であった...人?(青年と共に居た座敷わらしを思い出し、周りをキョロキョロと見渡す)」

  • No.53 by 百合子  2019-06-13 21:53:13 

《俺はこいつの兄貴で、十六夜 出雲。
目は見えへんけど、他人を視んのは上手いで》

出雲は目を閉ざしたまま微笑む。

「…………………………」

『こんにちは!』

  • No.54 by 有沙  2019-06-14 08:42:47 

有沙「なる..ほど...?(何故かはてなマークを浮かべて)」
天馬「てか、何でココに居るんだ?(みたらし団子を食べながら)」
士門「十六夜家か...(少し目を伏せて)」

  • No.55 by 百合子  2019-06-14 23:31:19 

《ん?暇やったから、ケガレ狩りにでも
行こかってな感じやな》

  • No.56 by 有沙  2019-06-15 09:05:34 

有沙「ほほぅ...?(ジト目で見ながら)」
天馬「でも、ここは危険だぞ?多分、どっかに婆娑羅が...(からかいながら言い)」

  • No.57 by 百合子  2019-06-16 03:21:09 

《自分で言うのもなんやけど、俺と弟は結構
強いで?》

くすくすと、悪戯っ子のような表情をする。

「……………………」

『そうです、いずもさまのいうとおりです!
あるじさまたちはつよいんですよ!』

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