グロリオサ 2019-05-28 07:30:30 ID:4661082a2 |
通報 |
「……私の能力は、
~奇妙なお茶会~【マッド・パーティ】だ。
チェシャ猫、帽子屋、白ウサギ、三月ウサギ…
狂った茶会の奴らを召喚する力さ」
彼女が何の気なしに手を振ると、紫髪で目元を
覆い隠した縞模様の服で猫背の青年が現れた。
〔おや?何かお困りかね、アリス〕
ニヤニヤと口許に笑みを浮かべ、アリスに問う。
「…こいつがチェシャ猫だ」
すると間を置かずにまた青年が現れる。
次は目の覚めるような青髪で、服装は
人形のように派手であった。
頭には値札のついた派手なシルクハットを
被っている。
〔アリス!お茶会の最中に呼ばないでくれ!〕
人形のような美貌の中性的な青年が
アリスに言う。
見れば彼はティーカップを持ったままだ。
「…こいつがマッドハッター…帽子屋だ」
それだけ言うと、赤ずきんの消えた方を見やる。
「…遅いな…」
トピック検索 |