ロスト・グリム

ロスト・グリム

グロリオサ  2019-05-28 07:30:30 ID:4661082a2
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ー これは、忘れられたページの、
確かにあったお話。

童話の主人公たちは、
【災厄の乙女】パンドラを止めるべく彼女の
〔忘れられた〕双子の姉である
【幸福の乙女】ヴィオラを探すー。


>1 募集キャラ

>2 ルール

>3 主プロフィール

>4 あらすじ

レス禁

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  • No.35 by エレナ  2019-05-30 07:18:57 

>アリス
それも…貴女の能力なのですか?(突如喋り出した太刀に目を向け問い掛けてみて)

(/設定で銀の懐中時計を持っているというのを追加したいのですが良いでしょうか?

  • No.36 by グロリオサ  2019-05-30 12:50:35 ID:4661082a2

エレナさん

了解しました。

>エレナ

「…いや、ただの喋る口やかましい武器だが」

《ああ。俺ァ、ただのアリスの武器サ。
たまたま喋れるだけダ》
先程まで口をつぐんでいた太刀が
堰を切ったように話し始める。

自らがかつて【赤の女王】と呼ばれる者で
あったこと。

そして、アリスの武器となるまでの思い出。

そして、今に至るまで。

《…ってな訳サ》

  • No.37 by エレナ  2019-05-30 13:36:28 

>アリス
成程。なかなか壮絶な経験をされたのですね…。(レッド・クイーンの話に何度か頷きながら聞き)
あと、一つ言い忘れてしまっていた事があります。(そう言い懐から銀の懐中時計を取り出して見せ)
私の能力は一度使用すると12時、0時になるまで使えなくなってしまいます。(デメリットも伝えなければと懐中時計を見せつつ説明して)

  • No.38 by グロリオサ  2019-05-30 13:53:07 ID:4661082a2

>エレナ

「ほう、私のように何度でも使えるわけでは
無いのだな」
アリスは少し落胆したような声をあげる。

レッド・クイーンも
《へェ…お嬢ちゃん、変わった能力だねェ。
俺の主とは大違いダ》
カチャカチャとその蒼い刀身を震わせながら
声をあげる。

「…人魚姫…あいつは、居ないのか」
(アリスは〔忘れられた〕人魚姫とは友人です)
アリスは王子に恋い焦がれ、声を奪われ人間と
なるものの、最後は泡になってしまった
哀れな姫の名を呟く。

  • No.39 by エレナ  2019-05-30 14:09:42 

>アリス
あれは何度も使って良いものでは無いと思います。能力を使うと自分が抑えられなくなるような…そんな感覚なのです。(相手の言葉に目を伏せて実際にはそうでは無いがそう感じるらしく「今の間隔で丁度良いのです。」と目を開き相手を見つめながら言い)

  • No.40 by 通りすがりさん  2019-05-30 14:36:33 


(/はじめまして!楽しそうなトピですね、ぜひ参加させて下さい!人魚姫のキープをお願いします!)

  • No.41 by グロリオサ  2019-05-30 16:26:34 ID:4661082a2

通りすがりさん

了解しました。出来ればkeepから
一週間以内にpf提出をお願いします。


>エレナ

「…ほう。それにしても…あいつは大丈夫か?」
中々戻ってこない赤ずきんを心配してか、
アリスは少し苛立っているようだ。

  • No.42 by エレナ  2019-05-30 16:53:23 

>アリス
確かに遅いですね。私が向かえに行きましょうか?(アリスの言葉にふと帰りが遅い事に気付きお節介だろうが聞いてみて)

  • No.43 by グロリオサ  2019-05-30 17:09:51 ID:4661082a2

>エレナ

「…そうするか…」
太刀の柄に手を掛けながら、
アリスはゆっくりと前へ進む。

《気ィ付けろヨォ?急に撃ってくるかも
しんねーぞォ?》
レッド・クイーンは相変わらず喋っている。

  • No.44 by ピノキオ  2019-05-30 17:22:30 ID:02c0ae1d9

>アリス
お、俺も行こっと。だーれっかなーっと。(鼻歌でも歌い出しそうな調子で歩き出し)

  • No.45 by エレナ  2019-05-30 17:22:49 

>アリス
はい。(アリスに一言返事を返すと彼女の後を付いて行き)
勿論分かっています。私の能力もようやく使えるようになったところですから。(忠告してくれるレッド・クイーンにお礼をしつつ銀の懐中時計を見て頷き)

  • No.46 by 通りすがりさん  2019-05-30 18:12:21 


〔忘れられた〕人魚姫

【名前】マリナー

【性格】女好きで飄々としており、キザ

【容姿】肩ほどの赤髪で首後ろで一部を結んでいる。目はキリッと男らしく瞳の色はブルー。細身だが筋肉質なスポーツマン体型

【年齢】22歳

【性別】男

【身長】185cm

【武器】白い刀身の双剣

【特殊能力】
オーシャン
水を発生させ自在に操る能力

【備考】
歌が上手く1人でいる時はよく歌っている。
人魚らしく水中でも呼吸ができる


キープお願いしていたものです!よろしくお願いします

  • No.47 by 白雪  2019-05-30 18:27:43 


>赤ずきん
!…なに、お前( 陽気な様子でたたたっと駆け寄ってくる小柄な少女、と裁ち鋏を目にしては相手との距離を取りながらレッグホルスターに手を掛け身構えつつ「人になにか尋ねる時は自分から名乗るのが基本でしょ。お前こそなんなの?アイツらの使い魔?」と警戒したようにキッと顔を顰めさせ )

( / 参加許可ありがとうございます!少々キツイ子だとは思いますが何卒宜しくお願い致します…! )

  • No.48 by 33のビギナーさん  2019-05-30 19:21:59 


〔忘れられた〕ヘンゼルとグレーテル

【名前】ヘンゼル

【性格】口数が少なく大人しいのがデフォルト。しかし後述する《Carnival》では人が変わったように武器を振り回す。

【容姿】髪はさらさらと指通りのいいベージュブロンドのショートカット、前髪は目にかからない程度に伸ばされている。目元はやや腫れぼったく、虚ろになりがちなエメラルドグリーンの瞳を持つ。
服装は 白い襟付きのブラウスに暗いベージュのベスト、ベストと同じ色のスラックスと黒の革靴を着用している。ブラウスの上には白のアスコットネクタイを付けている。

【年齢】19歳

【性別】男

【身長】172cm

【武器】レープクーヘン=ナイフ
150cm程の大型ナイフ。人を切るよりクッキーを切り分ける方が難しい。

【特殊能力】
Carnival(カーニバル):対象をレープクーヘン=ナイフで切り刻み、その肉片を食べる。

【備考】大食いの悪食。『人』の味を占めている。どこかへと姿をくらませた妹を探しているようだが…?


(/ヘンゼルとグレーテルを希望していた>>33の者です! pfの確認をよろしくお願いします。不備などありましたらお申し付けください)

  • No.49 by グロリオサ  2019-05-30 21:07:24 ID:4661082a2

ビギナーさん

大丈夫ですよ。

通りすがりさん

了解しました。



>白雪

『わたしは、あかずきんのノワール!
ほら、なのったよ!おねーちゃんみたいな
おにーちゃんのおなまえはなぁに?』
元気に手をあげて名乗る。その拍子に裁ち鋏が
カラン、と一本落ちる。

赤ずきんは彼から聞こえた使い魔、という
単語に頬をぷくっと膨らませて怒る。

『むー…ちがうもん、ちがうもん!
わたしは〔わすれられた〕あかずきんだもん!
パンドラおねーちゃんのつかいまなんか
じゃないもん!』

手足をバタバタと動かし、不満を表現する。

『わたしはアリスおねーちゃんとたびしてるの!
おねーちゃんみたいなおにーちゃんも
きてくれるとうれしい!』

赤ずきんが言うと同時に、アリスが太刀を
構えながら姿を現す。

「…ノワール。こいつは臨戦態勢か?」

『りんせん…たいせー?』

「闘う準備をしてるのか、ということだ」

『わかんない!でも、なにかもってる!』



>人魚姫様へのロル

「……マリナー」

アリスの唇から、名を呼ぶ声が漏れる。

「…随分と、姿が変わったようだが?」



>ヘンゼル様へのロル

『あ、またへんなおにーちゃんがいるー!』

白雪との喋りを途中で切り、また違う方へと
目線を向ける。

『?あのおにーちゃんもおっきい!
…わたし、ちいさいのかなぁ?』

「…そんな事はない。私たちが大きすぎるんだ」

少ししょんぼりした赤ずきんを
アリスが慰める。

『そうなの?アリスおねーちゃんがいうなら、
しんじる!』

  • No.50 by 33のビギナーさん  2019-05-30 21:26:31 

(/参加承諾ありがとうございます!
トピ主様、いくつか質問をさせてください。
私の見落としでしたら申し訳ないのですが、「使い魔」とはどのようなものなのでしょう? パンドラが従えているものといった認識で正しいでしょうか。〔忘れられた〕彼らが武器を持っている・特殊能力を持っているのは、そのパンドラの「使い魔」を討伐するという目的が背景にあるのでしょうか?
また、トピのルールでは「ドッペル推奨」との事でしたが、他の参加者様を交えたロルが見えましたので、その辺の線引きを詳しく教えて頂きたいです。
はじめから質問ばかりで申し訳ありません…! 回答いただければ嬉しいです。)

  • No.51 by グロリオサ  2019-05-30 21:54:18 ID:4661082a2

ビギナーさん

ご説明させていただきます。

使い魔とは、【災厄の乙女】パンドラが
箱を開け、闇に取り込まれた時に彼女の体から
具現化した闇の塊です。
人型、獣型、霊型と三つの種類があります。

〔忘れられた〕童話の主人公たちは
【災厄の乙女】パンドラの姉である
【幸福の乙女】ヴィオラの力を借りることに
より物語を元に戻そうとしています。

元に戻れば、また〔忘れられる〕と言うのに。


ドッペル推奨は、他の方とのお喋り中に
また他の方との喋りがある場合推奨します。

例えばエレナさんと喋っている間に
白雪さんと喋るような場合です。

ご満足いただけましたでしょうか?

  • No.52 by 33のビギナーさん  2019-05-30 22:13:58 


(/回答ありがとうございます。
使い魔については承知しました。3種いるのですね。
忘れられた主人公たちはパンドラを止めるためにヴィオラを探しており、しかしパンドラの使い魔達が行く手を阻むため、主人公たちは使い魔への対抗手段として武器や能力を持っているのか? といった質問でした。内容を誤解していましたら申し訳ありません。
ドッペルについても、「他者と直前まで関わっていたことが前提にある状態」でのロルが見られたので気になり質問させて頂いた次第です。

今回は質問メインになってしまったので次回投稿より名前を「ヘンゼル」に変えてお返事させていただきます。よろしくお願いします)

  • No.53 by ヘンゼル  2019-05-30 22:19:30 

>アリス、赤ずきん
(レープクーヘン=ナイフをクロスで丁寧に磨いている最中、おそらくこちらに向けてであろう聞こえてきた声に反応しては振り返り)
…? …なんとなく呼ばれた気がしたけれど気のせいかな?

  • No.54 by 人魚姫  2019-05-30 22:23:57 


>>アリス
そうだね、俺は随分ともとの物語から変わったようだ。他人を誘惑するなんて、魔女の役目だったはずなのに
(こちらを呼ぶ声にニコリと爽やかな笑みを返すとそのままの顔で首を傾げ、あまり困っていなさそうな顔で)

>>All
~♪
(潮風のような心地よい歌声を喉から響かせ、それはまるでこちらに来いと誘うような歌声で)

  • No.55 by グロリオサ  2019-05-30 22:28:59 ID:4661082a2

ビギナーさん

そうですね、その御理解で大丈夫です。
はい、よろしくお願いします。


>ヘンゼル

『そこのおっきなおにーちゃーん!』

赤ずきんは無邪気に言って駆け出す。
裁ち鋏を一本落としていることにも気付かず。

《おいおい、お嬢チャン。鋏、忘れてんぜェ?》

アリスの太刀、レッド・クイーンが
彼女を止める。

『あ、ほんとだ!じょおうさん、ありがと!』

《お礼を言われるほどの事はしてねぇヨ》

鋏を拾い、改めて駆け出す。

  • No.56 by ヘンゼル  2019-05-30 22:39:21 

>人魚姫
(歩いている途中、どこからか聞こえてきた歌声に吸い寄せられるように足を運んで。向かった先にいたのは一人の男。先程聞こえてきたものはこの男が歌っていたのだろうか)
やあ、…綺麗な声だね。どんな人が歌っているんだろうって気になって来てしまったよ


>赤ずきん
……やっぱり僕が呼ばれているみたいだ
(クロスを持っていた手を止め、声の方向から走り寄ってきた少女がこちらへ到着するのを待ち)

  • No.57 by グロリオサ  2019-05-30 22:41:21 ID:4661082a2

>人魚姫

「ふむ、そうか…まあ私とて、元は
好奇心旺盛な少女であったはずだからな」
アリスはそこまで言うと、けらけらと笑う。
まるで自虐のように、儚く哀しく。

「…まあ、いい。お前も、旅に付いてくるか?
人は多い方が良い。良くも悪くもな」
アリスはその真っ白な手を人魚姫に差し出す。


>人魚姫

『わあ、きれいなおうた!』
赤ずきんはふと聞こえた音色に耳を澄ませる。

おばあちゃんの歌っていたお歌にそっくりだ。

優しくて、柔らかくて、オルゴールみたいに
綺麗なお歌。

だが今の彼女に鳴り響くものは、
冷たく、哀しく、激しい激情の歌だ。

「…赤ずきんの無邪気さは、時に狂気となる」

アリスは呟いた。

  • No.58 by グロリオサ  2019-05-30 22:43:21 ID:4661082a2

>ヘンゼル

『はじめまして、おっきなおにーちゃん!
わたしは、あかずきんのノワール!』

ぺこり、と頭を下げ、大きな声で名乗る。

真っ赤な頭巾がふわりと揺れ、
髪も一緒に揺れる。

そんな彼女には似合わない、
妙に赤黒い巨大な裁ち鋏。

無邪気さの中にも狂気を感じさせる。

  • No.59 by エレナ  2019-05-30 23:43:36 

>人魚姫
素晴らしい歌声ですね。(思わず相手の元へ来てしまうとそう言って笑みを浮かべ)

  • No.60 by マリナー/人魚姫  2019-05-31 07:00:37 


>>ヘンゼル
よぉ、どうやら俺の声に魅了されちまったみたいだな。俺としちゃ女の子が寄ってきて欲しいとこだが、もとが男を誘う声だとこうなっちまうのか
(こちらに近づく足音が聞こえると歌うのをやめると、そちらの方に目を流しニコリと笑みを浮かべ。だが残念ながらそこにいたのは愛しの女の子ではなく、やれやれとすまし顔を浮かべ)

>>アリス
俺は元々物語の最後で消えてたんだ、どんな姿になってもおかしくないだろ?ま、俺がこの状況を変えても消えるのは変わらねぇだろうが、可愛い女の子の頼みなら断れないな
(泡となって海に揺蕩うだけの存在になった身としては今この状況のほうが理想的ではあるが、そのことは口にせずに差し出された手を取りニコリと笑うとまるで王子のように恭しく頭を下げ)

>>ノワール
やぁ可愛い赤ずきんちゃん。俺はマリナー、綺麗だなんて嬉しいこと言ってくれる。ま、俺からしてみりゃ君の方が綺麗だけど
(無邪気な瞳を覗き込むと優しげに笑い、まだ幼い彼女の頬を人差し指をとんとんとつつき)

>>エレナ
こんな綺麗な女の子に褒められるなんて俺の歌も捨てたもんじゃないな。俺はマリナー、君は?
(こちらにやってきた彼女に優しげな笑みを浮かべると胸に手をあて紳士のように頭を下げて)

  • No.61 by グロリオサ  2019-05-31 07:06:21 ID:4661082a2

>人魚姫

『ありがとう!』

赤ずきんはにっこり微笑む。


>人魚姫

「……無理に、とは言わんぞ?」

差し出した手が握られると、苦笑を浮かべる。

《そうだゼ?決めんのはアンタだからナ。
俺でも主でもねェ》

レッド・クイーンは口を閉ざすこともなく
喋り続けている。
元【赤の女王】お喋り好きで陽気な性格である
彼女を彷彿とさせる。

  • No.62 by エレナ  2019-05-31 07:27:37 

>人魚姫
私は綺麗などではありません。(相手の様子にクスリと笑みを雫し「私はエレナ・シンディールです。」と自己紹介をして深々と頭を下げ)

  • No.63 by ヘンゼル  2019-05-31 12:45:15 

>赤ずきん
こんにちは…僕はヘンゼル、よろしく
(元気に名乗り頭を下げる少女とは対照に、こちらは静かに名乗り小さく頭を下げ。綺麗に磨かれて少女の姿を映すナイフはゆっくりと降ろし)

>マリナー
ああ、その…ごめんなさい、女の子じゃなくて…
(やれやれと残念がる彼を見ればわたわたと手を振り、申し訳なさそうに俯いて。彼は女性を求めて歌っていたらしい。しかしその歌声は女性だけではなく男でも綺麗だと思うだろう。現に自分がそう感じたのだから)

  • No.64 by グロリオサ  2019-05-31 13:10:05 ID:4661082a2

>ヘンゼル

『ねー、ヘンゼルおにーちゃん!
いっしょにパンドラおねーちゃんをとめようよ!
アリスおねーちゃんはつよいけど、
アリスおねーちゃんだけだとふあんなんだ!』

  • No.65 by グロリオサ  2019-05-31 23:15:57 ID:4661082a2

>ALL

「…人は…集まったな。さて、どうするか…」
わいわいがやがやとした雑踏でアリスは
腕を組み、暫し考え込む。
綺麗な眉間に皺が寄り、切れ長の瞳が
いつも以上に吊り上がる。

《そりゃァ…パンドラを殺るしかねぇだロ。
アイツが全ての元凶なんだからヨ》

太刀の言葉にアリスは耳も傾けない。

「…本当に、【災厄の乙女】パンドラが
この悪夢の元凶なのか…?」

彼女の微かな呟きを聞いたのは、
そのお喋りな太刀と彼女自身しか居なかった。

  • No.66 by ピノキオ  2019-05-31 23:25:49 

>アリス
お、いよいよかい?折角だからお供しますとも。(アリスの太刀の言葉を聞き、ついていくと宣言し)

  • No.67 by グロリオサ  2019-05-31 23:37:13 ID:4661082a2

>ピノキオ

「…そうか…」

《主、何か乗り気じゃねェなァ。
何か気がかりでもあんのかァ?》

アリスはお喋りではあるが良き助言者である
太刀レッド・クイーンの言葉を、無視した。

「…黙れ…考え事をしているだけだ」

《…そうかヨ》

太刀はそれっきり黙り込んでしまった。

  • No.68 by グロリオサ  2019-06-01 17:10:53 ID:4661082a2

>ALL

「…レッド・クイーン」

《んァ?何だヨ》

「…【本当の姿】を解放しろ」

彼女の一言で全てを察したのか、
レッド・クイーンは

《…おうヨ》

と答え、鞘ごとアリスの腰から落ちる。

周りを赤い光が包み、その中にいたのは…

《ふふ、久しぶりに解放するわね》

目の覚めるような赤髪に、切れ長の赤い瞳。
赤い口紅を引いた美貌に、派手な赤いドレス。
手には鎖鎌が握られた美女が、そこにいた。

《あら…パンドラちゃんの使い魔がいるのね》

その美貌に皺を寄せ、【赤の女王】は呟く。

「…ああ…気配的に、かぐや姫本人だろう」



(【災厄の乙女】パンドラは彼女たち以外の
物語の人物を使い魔としています。
(例)【赤ずきん】の狼、おばあちゃん
【アリス】の姉、トランプ兵
【人魚姫】の王子、意地悪な魔女
【白雪姫】の王子、魔女など。
例外で、〔覚えられている〕物語の
主人公たちは使い魔とされています。
倒すと基本はパンドラの束縛から逃れて
そのまま消滅しますが、稀に恩義を感じて
仲間になってくれることがあります)


  • No.69 by ピノキオ  2019-06-01 17:21:32 

>アリス
使い魔が来るのか、ちょっと人形を彫ろうかな。(腰からノミを取り出し、直径20センチ程の石を手にすると慣れた手つきで彫り出して)

  • No.70 by エレナ  2019-06-01 17:47:27 

>アリス
遂に来るのですね。私も用意しましょう…。(そう言うと能力を発動しワンピースに輝きが宿り)
そんなもの、蹴り飛ばせば良いだけだ。(ほんの少し笑みを浮かべ敵の襲来を待ち構え)

  • No.71 by グロリオサ  2019-06-01 18:09:03 ID:4661082a2

>ALL

「…来るぞッ!」

彼女が叫ぶや否や、彼女に勝るとも劣らない
絶叫がその場に響き渡る。

【…あ、ァ…コロ…ス…ゼ、ンブ…】

ゆらゆらと、黒い霧を漂わせる影がやけに、
怠慢な足取りで歩んでくる。

十二単を纏い、扇子を持ち、長い黒髪を
引きずってくる美女はまさに、
【かぐや姫】その人だった。

【…ユル…サ…ナイ…パンドラサマ…
アダ、ナスモノ…コロ…ス】

「レッド・クイーン!」

《…ふふ。【スカーレット・タイフーン】!》

【赤の女王】は手にした鎖鎌を振るう。
鎖がイキモノじみた動きで、【かぐや姫】に
絡みつく。

【コ…ンナ…モノ…ッ!】

だが【かぐや姫】はいとも容易くそれを
引きちぎって、こちらへと進んでくる。

「…チッ!
~奇妙なお茶会~【マッド・パーティ】!
マッドハッター、チェシャ猫!力を貸せ!」

彼女の呼び声に応え、チェシャ猫と
マッドハッターが姿を現す。

〔おや、お困りかね?アリス〕

〔仕方あるまい…力を貸そう〕

チェシャ猫はニヤニヤと笑いながら。
マッドハッターはため息をつきながら。

狂った【かぐや姫】へと向かって行く。

  • No.72 by エレナ  2019-06-01 19:49:43 

>アリス
私が先制する!(ただそれだけ伝えると常人とはかけ離れた加速でかぐや姫へと向かって行き、そのスピードを利用した蹴りを繰り出し)

  • No.73 by グロリオサ  2019-06-01 21:04:53 ID:4661082a2

>ALL

【…ジャマ…スル…ナ…ァァァ!】

【かぐや姫】はその長い黒髪を振り乱し、
ひたすらに絶叫する。

シンデレラの蹴りを辛うじて扇子で
受け止めるが、扇子からは嫌な音が鳴る。


「…隙だらけだ」

アリスはエレナに一瞬微笑み、
太刀の姿に戻っていたレッド・クイーンで
【かぐや姫】を斬った。

【…ヴ…アァ…っ!…う、ぅ…。
…はっ!私は、なにを…?】

【かぐや姫】の身体からは真っ黒な霧が抜け、
彼女はその場にへたりこんだ。

しばらくすると彼女は目を覚まし、
きょろきょろと辺りを見回す。

「…戻ったようだな」

【あ、あら!私は何てことを…
申し訳ありません!
お詫びに、と言ってはなんですが…私も、
貴女方の仲間に加えてはいただけない
でしょうか?】

「…さて、どうするか…」

  • No.74 by エレナ  2019-06-01 21:38:27 

>アリス
私は別にどちらでも良い。もし仲間になったとしても使えなければ捨てるのみだろうな。(まだ能力が終了していないようでそう言い放ち壁に寄り掛かり目を瞑り)

  • No.75 by グロリオサ  2019-06-01 21:57:48 ID:4661082a2

>ALL

【あ、あのう…私、他に操られている人の
居場所を知ってるんです。
操られているのは、【ジャックと豆の木】の
【ジャック】さんです…】
かぐや姫は、おずおずと言う。

「…ふむ。他の奴らの居場所を知っているのは
頼もしいな。…お前、名前は?」

【わ、私は…〔覚えられている〕かぐや姫の
かぐやですわ】

  • No.76 by エレナ  2019-06-01 22:23:42 

>アリス
ふぅ…。あっ、かぐや様ですね。先程は申し訳ありませんでした!(能力を発動した時の性格で酷い事を言ってしまったと思い一生懸命謝り)

  • No.77 by グロリオサ  2019-06-01 22:47:52 ID:4661082a2

>エレナ

【いいえ。私こそ、申し訳ございませんわ。
操られている間に、随分と酷いことを…】

かぐやは首を横に振り、深々と頭を下げる。

  • No.78 by エレナ  2019-06-02 08:40:28 

>かぐや姫
いえ、貴女は何も悪くありません。悪いのは貴女を操ったパンドラが悪いのです。(操られたかぐや姫を見て更にパンドラへの怒りが増してきたのか少し眉を潜めながらそう言い)

  • No.79 by グロリオサ  2019-06-02 08:53:30 ID:4661082a2

>ALL

【…あ!そう言えば…【グレーテル】さんも
いらっしゃいましたわ】

  • No.80 by グロリオサ  2019-06-03 19:55:25 ID:4661082a2

「…グレーテル、だと?あの知的な少女が?」

【え、ええ…私の記憶が間違っていなければ、
確か】

アリスはその言葉を聞くなり、苦々しげに
顔を歪める。

「…あの少女まで、囚われてしまったのか。
パンドラの見せる、思い出される幻想に」

アリスは太刀をひとつ叩く。

《…なァんだヨ、アリス》

「…【ハートのジャック】を呼べ、
聞きたいことがある」

《おうヨ。繋いでやッから、
ちょッとだけ待ッとけヨ》

暫く太刀が黙り込み、そして張りのある
若々しい青年の声が聞こえてくる。

《…はい、【ハートのジャック】です。
アリスさんですか?》

「…ああ。聞きたいことがある。グレーテルは、
パンドラに囚われているのか?」

《そこは、僕からは何とも言えませんね。
ですが…彼女がマトモでないのは確かです》

「…そうか、つまらない事を聞いたな。
ありがとう」

《いえ》

  • No.81 by グロリオサ  2019-06-09 06:55:12 ID:4661082a2

上げです。


「………なあ、お前ら」

アリスは、仲間たちに呼び掛ける。

「…こいつの言うことを、信じるか?」

アリスはその長い指でかぐやを指差す。

《俺ァ…信じても良いと思うけどねェ。
【ジャック】が操られてんのは冗談抜きに
マジだかんなァ》

レッド・クイーンは気の抜けた様子で喋る。

普段のお喋りな【彼】…いいや、
【彼女】からは想像もつかない。

【ハートのジャック】に繋いで
疲れたのだろうか。

  • No.82 by エレナ  2019-06-11 08:39:59 

(/お久しぶりです。なかなか来れず申し訳無いです…。

私は信じます。かぐや様は操られていた時、本当に辛そうでした…。(操られていたかぐやを思い出し少し悲しそうな顔で頷くと少し俯き)

  • No.83 by グロリオサ  2019-06-11 21:25:50 ID:4661082a2

「……あの少女は…痛手だな」

アリスは苦々しげに呟き、かぐやを見つめる。

【わ、私は…大丈夫ですわ】

《…ちょっと、話しても大丈夫かァ?
アリスの過去》

「…構わん、いずれ知れる」

《それでこそ俺のアリスだなァ。
んじゃ、語るとしますカ…アリスの過去をヨ》

レッド・クイーンは、喋り出す。

アリスの過去を。

自らの、過去を。


~〔認知された〕不思議の国のアリス~

好奇心旺盛な少女アリス・ウェルダンディ。

彼女はウサギを追いかけ、異世界へ通じる
穴へと飛び込んでいった…。

これは、〔認知された〕お話。

本当のお話は、全く違う。

〔忘れられた〕不思議の国のアリス

【災厄の乙女】パンドラの力によって
狂ってしまった物語。

快楽殺人鬼の少女、
アリス・ウェルダンディは進む。

パンドラの使い魔を切り裂き、狂った
登場人物たちを斬りながら。

真っ白な頬に血が飛び散ろうが、
真っ白なリボンが血で真っ赤に染まろうが。

彼女のすべては自らを描いてくれた作者、
ルイス・キャロルのために。

真っ青なワンピースの裾を生温い風に靡かせ、
その頃はナイフであった武器を鳴らしながら。

【赤の女王】の城へと進む。

【赤の女王】は、其処に居た。

玉座に腰掛け、気だるげにアリスを見つめた。

《…あら…貴女のような可愛らしい少女が、
〔忘れられた〕アリスかしら?》

上品で、甘ったるい声。

アリスは、吐き気がした。

故に、【赤の女王】に飛び掛かった。

だが、攻撃はしなかった。

いや、【出来なかった】。

彼女からは、自分とおなじ孤独の匂いが
漂っていた。

その時、パンドラの使い魔たちが城へと
押し入ってきた。

アリスはナイフを構え、迎え撃つ姿勢を取る。

【赤の女王】は…鞭を構えた。

何とか勝ったが、アリスはもう満身創痍だ。

《…私を使いなさい。貴女が認知する限り、
私は何にでもなれるのよ》

アリスは、欲しかった武器を念じた。

【赤の女王】は、お喋りな太刀になった。

《んァ…?何で俺、男になってんだァ?
俺ァ…女だぜェ?》

「………黙れ」

《はいはい…黙っとくサ。あんたが命令を
出してくれるまでは、ナ?》

【ハートのジャック】は、【赤の女王】の
認知下にあったためにトランプの木になって
助かった。

アリスは、パンドラに堕ちかけていた
〔奇妙なお茶会〕の奴らを、闇の力を
使える状態で仲間にすることが出来た。

アリス・ウェルダンディは…《束縛》の
復讐鬼となった。

《…とまァ、こういう訳さネ》

  • No.84 by エレナ  2019-06-14 07:36:35 

壮絶ですね…。(少し悲しげな表情で相槌を打って呟く。そして、意を決した表情へと変わり「私も話します。」とアリスを見つめて言う。)

私は魔女にこの能力を与えられました。そして王子様からはこの靴を…。(アリスから懐中時計へ視線を移すとかなり小さい声で話し始める。彼女は王子様と幸せになる…はずだった。忘れられるまでは。
[忘れられた]彼女はガラスの靴を貰ったあと能力が発動したまま姉達の元へ向かった。勿論、復讐する為だ。能力を使った彼女は躊躇い無く姉達を蹴って、蹴って、蹴って。
姉達が立ち上がれぬ程ボロボロになった頃、ようやく能力が切れた。それと同時にとてつもない罪悪感を感じた。
彼女は、能力を使った彼女を見ている事しか出来ない。それを知った瞬間だった。)

…すいません。(そこまで話すとこれ以上は話せないというように俯き自分の手を握り力を込める)

  • No.85 by グロリオサ  2019-06-14 07:44:44 ID:4661082a2

「………………そうか」

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