ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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……ノア、兄ちゃん。…お、おはよ…
(気力を使い果たした事、寝不足である事が相俟って身体はとてつもなく怠く、鏡を見ずとも顔から血の気が引いているのが解る程で。見事な隈の出来た目を片手で擦りつつ、ふら、と覚束無い足取りでドアから一歩廊下に躍り出たその矢先、耳に入った相手の声に大袈裟な程全身を竦めて。それからゆっくりとぎこちない動作でそちらを振り返り、当然ながら有るその姿にか細い声で名を呼び。走る緊張に表情は怯えたような強張ったものに成り、挨拶を返してからは暫し硬直し)
あー…その……昨日、の…事、なんだけど…俺、ノア兄ちゃんに……
(居た堪れない程の沈黙に視線は互いの足元の間に落ち、ぐるぐると混沌に巡った思考からは、先程まで考えていた昨晩の事が唐突に飛び出して言葉に変わり。その半端に消え入った言葉の先を探していく内、ベッドで行ったそれの生々しい光景を思い出し、無意識と華の咲く自らの首元を片手で撫で。次いでぶり返した感情への羞恥に、血色の悪い筈の頬にじわじわと赤みが差し始め)
……あ、いや。えと…俺達は、こ、恋人同士、だし…?…いつかそういう事もしたいな、とは思ってたけど…あんな、勢いで…する、つもりじゃ、なくて…
(己の与える快楽を享受し、艶かしく跳ねる相手の肢体に、上がる吐息混じりの嬌声。それら全てを喰らい尽くさんとした自分自身。思い出せば出す程、興奮と後悔、それと恐れが綯い交ぜになって己を襲い。震える唇が紡ぐ言い訳染みた言葉は辿々しく、顔は熟れていくのと比例してどんどんと俯き。…もう、ノア兄の顔、見れない。気まずさばかりでは無く、また相手を喰らいたいと燃え始める熱の後ろめたさに面を合わせられず。再び消えていった声の後には静寂が満ち、ただ己の本能を律さんとする右手が、肘の下から手首まで容赦の無い噛み痕を満遍なく付けた左腕を強く握るのみで)
(/ふふ、そしたらその場でビティスが詳しく訊き始めるでしょうねぇ。「付き合ってる?」とか「いつから好きなの?」とか色々と…(笑)まあ、恐らく再会してまだ一年以内、付き合い始めて二ヶ月くらい…ですかねぇ。いやはや、凄まじいスピードです(笑)ですねぇ。「何も改善してないな」って二人で呆れてるでしょうね(笑)ふふ、その最後は「…愛されてくれる?」ってノアさんの口からわざわざ言わせにかかるかと(笑)何せ一つ屋根の下、同棲中ですからね…しかもビティス、まだ「ノアさんが昨日のベッドでの出来事を覚えていない」という事に気付いてないので…気付いた後がちょっとした修羅場ですね(笑))
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