ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「あー…暫くは、ぎゃあぎゃあ声上げて泣いてたな。アンタが居なくなるとか、自分の所為だとか、色々喚いてもいた。今は一応落ち着いたが……アイツ、あんな小せぇガキみてぇな泣き方もするんだな」
(視界に捉えた相手の姿に、一度片手を軽く上げる事で簡素な挨拶とし、問われた内容に数秒迷いに視線を逸らし。それから咥えた煙草が落ちぬよう薄く開いた口から静かに言葉を返し、次いで彼是と己に零された感情の一部を抜粋して補足に繋ぎ。それを思い出すのに引っ張られて浮かんだ、今まで己が見てきたもののどれとも違う顔をしていた青年の姿に、ほんの僅か柔らかな色に染まる声音でぽつりと感想を落とし。そこから少しの間相手の顔をじっと見詰め、何か考え込むように沈黙していたが、不意に背に感じたノックの振動に反応して眉を微かに動かし)
「…煙草買ってくる。後は、アンタら二人で解決しろ」
(一瞬だけドアの方に目をやった後身体をそこから離し、同時に口にある火の点いたそれを指に持ち変え、軽く上げた靴底の踵でその火を消し。そのまま相手に背を向ける形に一歩踏み出してから、この場を離れる口実に適当な用事を細い溜め息と共に告げ、些か大股に通路を進んでいき)
(衝動的に家を飛び出し、途方に暮れていた己を拾う形で家に招いてくれたテッドの姿が見えなくなって五分。迎えの予告を聞いてからというもの、落ち着いた筈の感情が揺れる心地悪さにソファーの上で身動ぎ。今まで散々関わりを避け、触れ合いも拒んで、挙げ句最後には我が儘で乱暴を。…嫌われた、かな。思考はどんどんと否定的な方へ傾き、それに伴う躊躇に目を伏せ。落とした先の視界にある持ったままのカップに口を付け、蜂蜜の多く入った甘いその中身を啜ってはまた巡る考えに意識を向けて)
…怖くても、嫌でも、向き合わなきゃ
(まだ恐れも、理解出来ない感情も、胸の奥に渦巻いている。けれど、ずっと逃げる訳にはいかない。自身に言い聞かせるように呟いた後、繰り返し浮かぶ迷いを払わんと髪が乱れる程の勢いで頭を左右に大きく振り、残っていたミルクも一息に飲み干し。そうしてぐっと足に力を籠めて立ち上がり玄関へと歩を進め、眼前に迫ったそのドアを握った手の甲で二度叩いてテッドへ合図を送り。次いで、鍵の掛かっていない其処に手を掛け。…まずは、謝らないと。そう決意を抱く胸にちらつく不安に顔を陰らせながらも、ゆっくりと自分達を隔てるそれを開いていき)
(/テッドは甘やかす方が得意ですからね。代わりにかなり甘え下手ですが(笑)ですねぇ。頑張りましょう(笑)訊かれても「見付ける楽しみがあるだろ?」なんて茶化すかと。勿論「ここ付けて」って言われれば其処に思いっ切り濃いのを付けますが…ビティス達の所を見て「…ああならないよう気を付けるか」って考えてそうでもあります(笑)まあ、その内テッドも幸せになれれば事件に巻き込まれる事もあまり…あまり?無くなるでしょう(笑)はい。では、そろそろ再会といきましょうか(笑))
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