ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「……もう、これっきりって事か」
(隣に座った相手から渡される袋に、少々面を食らいゆっくりと一度瞬きをした後それを受け取り。次いで引っ越しかと問おうと開きかけた口は、続けて告げられた言葉への衝撃で半端に固まり。そのままフリーズを起こした頭は一分程度の長い時間を要して漸く再開し、理解してしまったその意味に息が一瞬詰まって。胸の奥から湧く感情に苦しげに眉を寄せ、震えた声でぽつりと呟いたかと思うと、相手の手をそっと片手で包むように取り上げ)
「ならさ…どうしようも無いくらいお前が好きな俺の我が儘、聞いてくれるか?」
(別れ話の理由を告げた時の嬉しそうな声、柔らかな表情。その感情が自分に向けられていない事が悲しく、そしてそんな風に好かれる誰かが憎らしくも羨ましくて。身を貫く感情の痛みに相手を握る力が強まり、切なげに掠れた言葉を紡ぎながら相手を見据えるその薄いブルーの目は、ふっと仄暗さに濁って。次の瞬間答えも聞かない内に身体をのめらせ、相手をもう片方の腕へ捕らえて強引に己と密着する形を取り)
「…他の男を覚える前に、俺を覚えていけよ。…なあ、ノア?」
(もうすぐ別の奴の所に行ってしまうなら、自分から離れてしまうなら。その誰かよりも早く、今この場、この瞬間に愛しい相手の全てを奪ってやろう。歪んだ笑みを乗せる唇を相手の耳元へと寄せ、どろりと溢れ出した嫉妬と独占欲が混ざった低い声音で、しかし何処か楽しそうに笑いの色も含めて囁き。それと殆ど同時に互いが座るベッドの上に相手を押し倒さんと、相手側に思い切り自分の体重を掛け)
(/ふふ。まあ、お家帰れば逆転しますけどね(笑)それで、弄ってくるリアム君に軽口返して笑って、何だかんだ仲良くするんでしょうねぇ(笑)ただし燻ってはいますので…今回ので小爆発しますね、飛び蹴りという形で(笑)では頼りにしてますよ、ノアさん(笑)ええ…この距離感の所為ですね、主に(笑)ふふ、その日の晩のベッドでは覚悟していて下さい(笑)とりあえず迫ってみましたが…ご期待に添えなかったらすいません(笑))
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