ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「ふっ…くく、君は言葉も素直だ。いやぁ、私も出来る事なら平和な人生を歩みたかったが…それは先代達が許さなかったからね。それに私は、礼を言われる程の事はしていないよ。むしろ、君に謝らなければいけない」
(動揺しているらしい相手の応答に相槌を打つように頷き、続けて何事かを発しかけた口は、不意に交わった視線に動きを止めて。告げられる礼に静かに耳を傾けていたが、その前の無遠慮な枕言葉に思わず笑いが零れ。くつくつと喉から洩れる笑い声を抑えんと肩を震わせ目の細まった顔を伏せながら、一言褒めたつもりの返事を落とし。そこから一分足らず、可笑しさも収まり普段通りになった顔を上げて相手と向き合い、まずは礼の前置きに対して少々苦みを含む笑みで言葉を返し。次いで礼への答えを紡いだかと思えば、相手に向ける目付きをそれまでの和やかさを潜めた些か鋭いものに変え)
「…この世界において、組織の重要な位置に居る者の子供、というのは交渉材料…有り体に言うなら敵に拐われて人質にされる可能性が高い。だから私は、少しでも脅威を遠ざける為、あの子に関する情報の秘匿を徹底した。…一度失敗があってからは尚更ね」
(視線と同じく穏やかさが消えた声音と調子で紡ぎ始めたのは此方側ではよく聞く、だが先程の否定とは関係が薄くも思える話で。僅かに渋く変化していく表情にて、更に続ける話の内には今眠る彼本人がそういう事態に遭った、という旨も含まれ。其処で一旦言葉を切って短く息を吐き出した後また表情を穏やかな、しかし何処か申し訳無さが滲む眉の下がった困り顔と、それに違わぬ険の抜けた柔らかな声で話の輪を繋げて相手に詫びを贈り)
「…君は、ずっとビィを捜していたのだろう?いやはや、長い間あの子を隠してしまってすまなかった。そのお詫びに、気になる事があれば何でも話すつもりでいる。…勿論、あの子に怒られない範囲での話だが」
(/恐らく張り切りすぎてご飯の「あーん」とかし出すので程々で止めて下さいませ(笑)それビティスも一緒になってやるヤツですね。子供にあげるプレゼントとか凄い物になりそう…(笑)ノアさんが「もう勘弁して」って言うぐらい溺れさせてくれますよ、子供扱いした分の仕返しも兼ねて(笑)いやでも、ほんのり不本意とはいえ実際裏の人間ですし…レイフさんも気にしてませんから大丈夫ですよ(笑))
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