ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(踏み出した足は強く掴まれた腕によって僅か一歩分だけで止まり、続いて聞こえた言葉に何故知っているのか、と驚き思い切り見開いた目を相手へやり。だが丁度そこに映った笑みに思考を満たす疑問が失せ、代わりに己の行動で出した結果への後悔が流れ込み、同時にずきりと痛みが走った胸に眉の下がった顔をまた伏せて。ぐっと唇を結ぶ事で痛みを堪えつつ、歩み出す相手の歩調に合わせて此方も前へ進み。それから一分程度沈黙した後、不意に口を開き)
……その…さっきの匂いがどうこうって話をした時、犬みたいだってからかわれたり、変だって言われたりしたことがあって…勿論、ノア兄ちゃんはそういう事しないって解ってる。けど、どうしても不安が消えなく、て…
(躊躇いの多い小さな声でぽつりと相手に声を掛け、次いで先程の言動について話を始め。それを紡いでいく調子は弱く、話す事への葛藤が濃く顕れ、しかしそれでも相手へ伝えんとする意思を徐々にはっきりとしていく声量にて示し。だが、その話もふと煙の如く細く掻き消えて再度沈黙を落とし)
…ごめんなさい。今度から、ちゃんと話すから。だから…
(前よりは短い間を開け漸く発したそれは、か細く震えた謝罪で。改めて顔を上げて相手の方を見据え、蜘蛛糸に似た頼りない言葉を繋いでいくが、声は膨れ上がる胸の痛みに再び止まってしまい。お願い、そんな顔しないで。そう続けたかった口は上手く動かず息だけが洩れ、自身の内を渦巻く不安か怯えかも解らない感情に情けなく歪めた顔を俯かせて自らの服を両手で握り締め)
(/そういう事もありますよ、お気になさらず(笑)
なら安心です。その部下さんとビティスやテッドが平和にお話出来る日が来ると良いですねぇ(笑)いずれは二人に用のある人達が同時に呼ぶような感じに変わりそうですもんね(笑)「巻き込むな」って怒りながらも何だかんだお世話焼いてしまうのがテッドなので…(笑)任せちゃいましょうか(笑)ビティスの執務室にサボりついでに遊び来た時にビティスに訊いて、それに耐えられなくなったビティスが飛び出した執務室をノアさんが丁度訪ねて…とかどうでしょう?(笑))
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