ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「……勝手にしろ。俺は今回の任務で隊長に頼まれた仕事をこなしてるだけだ。この先の事は知らん」
(相手が歩き始めたのを見て背中を押す手を離して再度隣に並び、自らが吐き出し宙へ掻き消えていく紫煙を眺めながら歩を進め。ふと横から聞こえた声に視線をそちらへ向け僅かばかり渋い顔付きで相手の願いを聞き、十秒程の間相手を見詰めたまま沈黙していたが不意に深々とした溜息を零し。次いで視線をふいと明後日の方向へ逸らすと投げやりさと諦めの窺える口調で言葉を返し)
「……前に、アンタと似たような理由で近付いて、警棒で腕殴られて骨にヒビを入れられたり、へし折れそうな勢いで首を絞められたりした事がある。…あの隊長の傍に行くって事は、そういう危険があるって事だ。覚えておけ」
(再び暫くの間黙したまま歩いていたものの、目的地である拠点が見えた辺りで徐に口を開き。相手への忠告らしいそれを目も向けずに連ね、一方的に終えると歩調を早め相手よりも先に拠点内へと入っていき)
(周囲に人の気配の無い建物の傍まで来た辺りで足を止め、その壁に手を突いて向き合った状態で暫し俯いて未だ乱れている呼吸を整える事に努めて。しかし未だに頭を過り渦巻く思考に眉が寄って奥歯を噛み締め、ふと視線を上げた先にあった己の影が映る壁を、突いていた手で作った拳で衝動のまま一度だけ思い切り殴り。当然衝撃に耐えきれぬ拳の皮膚が剥け血が滲み出すがそれには構わず、壁を引っ掻くようにして手を下ろしてその場に自らの膝を抱えてしゃがみ込み。それに伴って自身の腕を掴んだ手に力を籠めながら暫くの間じっと蹲って)
……もう暗いな。帰らないと…
(早い鼓動も衝動的な思考も治まった頃、ようやっと上げた視界に映った景色にぽつりと一人声を洩らし。それから徐に立ち上がり、此方に来る時よりも確りとした足取りで拠点を目指して歩き始め。その途中返り血の跳ねた服を気にして軽く引っ張ったり、思い出したように痛んだ脇腹に思わず息を詰め血や砂で汚れた手で押さえたりしつつも、無事に拠点へと戻れば先ず自らの仕事部屋を目指して進んでいき)
(/一回別の日に接触してからですね。それも充分危険ですが…(笑)「早くくっ付けや面倒くさい」って思われる事必至ですね(笑)その際は本当にお気を付け下さいませ。テッドもかなり酷い目に遭ったので…(笑))
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