ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(上司に手刀を食らわせたその後は、勢い任せに恋人の手を掴んで、大股の早足でその場を慌ただしく去り。後は自らの車の前で先ずは一息吐いた後、一旦彼を解放して自身の車に乗り込み、エンジンを吹かして早々と一晩泊まったホテルの敷地から抜けて。それからは暫し無言でハンドルを握っていたが、赤信号で停車した際、不意に隣から届いた願いに視線はそちらへと移り)
「……いつか、な」
(信号が青く変わるまで沈黙し、視線もそのまま泳ぐように正面へと戻してから少し。端から見れば不機嫌そうに、恐らくは恋人の彼から見れば照れ臭そうに、ぐっと一際深く眉間に皺を刻んで微かな唸りを零した終わり、ぽつりとエンジン音に紛れ込ませた小さな約束を彼へ贈って)
あ、おかえりノア兄ちゃん。そう、テッドってばせっかちだよなぁ
(既に去ったテッドからの手刀を甘んじて受け、一人残された頭の痛みを掌で撫で宥めている所に声が掛かり。その一等聞き心地の良いそれに腕を下ろして直ぐ様振り返れば、当然ながら伴侶の姿が在って、それだけで表情はぱっと色付き。髪を滑る大きなその手の感触に、自らも擦り寄るように軽く踵を浮かせながら、言葉の文句以上に幸せににやつく声音で答え)
……そうだね。新婚になって初のデート、行こっか
(その後で、わざわざと改まって告げられる宣言に一度目を瞬かせ、しかしその意図を理解した瞬間に口元は悪戯に弛んで。此方もわざとらしく、新婚の二文字を強調して相手の言葉を繰り返しながら、伴侶のその手に指を絡めて繋いで。その様を見せ付けられる部下達の顔をぐるりと眺め、満足そうに鼻を鳴らしては、相手とすっかり寄り添いつつホテルを出ていき。そのまま急ぐ事も無い道中、歩を揃えてのんびり話を交えて道を進み、最初の行き先であるショッピング街を目指して)
ノア兄ちゃんに似合う服あるかなー…あ、お揃いも良いな!
(/ ええ、それでまたあの二人が…ってお怒りの電話しようとした所で、パートナー君に「俺が頼んだんだよ…」って真っ赤な顔で言われて滅茶苦茶パニックになって携帯落っことしてそうです(笑) ですねえ。少なくとも、ロジェはこのぐらいしないといけない感もありますし…まあ、何にしろ幸せなら良いことですよ(笑)言われるでしょうね。それでノアさんが「弟じゃなくて…」って否定するより先に、ちょっとムッとしながら「俺の旦那様に何の用?」と割り込む感じになりそうです(笑)そうですねえ。フラグのお礼に此方からもテッドのちょっとしたデレを残して締めさせて頂きました。それでは、新婚デート開始ですね!まずはショッピングです(笑))
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