ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(相手の選択に舌まで甘くしながら過ごした昼下がりから数日。幼馴染みの実家へ、今回ばかりは婚約者としての挨拶を目的に行き。相手の家族勢揃いの中、心臓の跳ねる緊張を一文字の唇に示しながらも、ぴっと背筋を伸ばして二人で家族に向かい合い。婚約を歓迎されて安堵したのも束の間、恩人と義両親との挨拶という新たな問題が発生し、その動揺に言葉を詰まらせてしまったものの、相手からのフォローでその場は一先ず事無きを得て)
…ううん。気にしてない、っていうか…親への挨拶は、普通するものだろうし……そうなる事、俺もちゃんと考えておくべきだった、かも…
(それからやや日が経って、今居るのは問題の中核とも言える恩人の部屋の前で。日頃世話になる彼に殆ど知られている筈の報告をするだけだというのに、仕事で訪ねる以上に強張る身に、どちらとも無く手をより強く繋いで。こんこん、ともう一方の手の甲で部屋をノックした直後、届く詫びに首をゆっくり一度左右に振り。続けて自身にも些かの非を感じてか、視線は斜め下に逸れたまま、此方からも歯切れ悪く言葉を返し。その気まずさに自らの髪を掻いた所で目の前の扉が開き、その事に顔を上げれば、普段通り落ち着いた笑みの恩人に出迎えられて。恩人への言葉の準備が遅れた此方に彼が構う事は無く、ただ穏やかな所作で自分達を部屋へと招き)
「やあ。待っていたよ、ビィ、ノア君。まずは中に入るといい。君達の為の、お茶の準備が出来ているからね」
(/ですねぇ。きっとテッドはドルフ君が行きたい所とか食べたい物とか言ってた事を覚えてて、それを(ちゃんと下調べしてから)何気無くデートの提案に出してきそうです(笑)ええ…そして積極的におねだりするリアム君に「どのぐらいされたい?」ってわざと訊いたり、「そんなにねだるなんて、リアムってば随分やらしくなったね」なんて揶揄しながら暗転してそうです(笑)そしたらビティス、余裕無い甘い声で「意地悪しないで」とか言ってそうですし、「キス、駄目なら、もっと匂い欲しい」とかって、家に着くまで薬でちゃんと動かない身体をノアさんに無理やり押し付けてそうです(笑)いえいえ、大丈夫です!場面変更有り難うございます!)
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