ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(変わらずの憎らしい色に滲む自信、しかし届いた言葉の変化は確かに捉えて、にんまりと口の端を上げて。…日頃、喧嘩する程に解っていった彼の事。どんな性格で、一番は誰で、得意な事は何で。彼を知る程に自分と似た者同士だと感じて、けれども互いの意地の壁が隔てていた感情の距離。その壁が今この場、何ともあっさり崩れ、互いに認め合った其処に残るのは、一つの信用と呼べるもので)
……へえ?でも俺だって、得意なこれで負ける気はしないなぁ。何ならお前が撃つより先に、俺が全員倒してやろうか
(片眉を上げたわざとらしい聞き返しの後、揶揄するように、嬉しそうに軽口を返しつつ、これ、と言葉で示した警棒を片手でくるりと回し。次いで彼が撃ったその方向に顔を向け、敵二人の姿を確と視界に捕らえるなり、姿勢を僅かに低めて脚に力を籠め。最後にもう一度ちらと目を彼に遣り、彼の話し方を少しばかり真似た物言いで、挑発とも鼓舞とも取れる言葉を投げたその直後、溜めた力で一気に敵との距離を詰めて攻撃を開始して)
守るつもりが守られてました、なんて報告にならないように、しっかり俺を援護してよ、リーダーの右腕さん!
「……ああ。言われなくても」
(要請を承諾した返事に礼を告げんとして、だがその前に続けられた言葉にそれは遮られ。次に何かを発する事は無く、只通信が切れるのを黙って聞き届けたその後で漸く、相手と同じだけの真剣さと、少しの渋味を含んだ言葉を返して。暫しその場での警戒と待機を続けた後、合流した援護三人と連れ立って遊撃隊ごとその場から撤退を始め。傷を負った人一人分の重さが余計に掛かる己の歩みは遅く、その癖此方の服にも移って滲んだ彼の赤色が気を急かし、鼓動と呼吸ばかりが早くなって。…彼が撃たれた瞬間、伸ばしたその手を取らんとしたあの一瞬、感じた焦り。…失いたくない。鮮烈な痛みと共に抱いたその想いの源が、彼が告げる心と同じである事など、とっくに自覚していて)
「『……アンタは、死なないでくれ』」
(だからこそ、蘇る悪夢。…実った一秒後に自らの手で潰した、あの日の淡い初恋。その恐怖に彼を支える手が震えるのを、抱える力を強める事で抑え込み、僅かでも早く進まんと歩幅を広げ。その最中、周りの誰にも届かない音で、意識があるかも怪しい傍の彼へさえ届ける気の無い母国語で、只々懇願するような掠れた呟きを落としつつ、拠点への道を援護や部隊と共に進み)
(/ええ(笑)ですねぇ、抱かれるより抱きたい、という想いが強いだけで、ノアさんに抱かれる事そのものは満更でもないかと。ふふ、そしたらその日の内に二人で性能の良い隠しカメラ仕掛け直して、後々お互いに我に返って「何でこんな事になったんだっけ」ってなってそうですね(笑)ですよねぇ。多分後日話を聞いたビティスからもノアさんに手を出さないよう釘を刺されて、最終的に標的をノアさん部隊の他メンバーに変えてそうです……ですねぇ(笑)リアム君は、こうだから良いのだと当方的には思います。仲直りというか、漸く歩み寄れた、と言いますか…兎も角、この二人は悪友や喧嘩友達という感じの関係になりそうですね。得意武器がお互いを補ってますからね、そりゃもうノアさんが嫉妬する程の最強コンビになれるかと(笑)ええ、無事に(?)和解も済みましたし、流れも特に問題ありませんので、ぼちぼち場面転換してテッドとドルフ君の後日談に参りましょうか(笑))
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