ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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…またね、お父さん、お母さん。次も花、持ってくるから
(一度相手の掌を五指の先で微かに擽って、次いで絡めた手に緩やかに力を籠め。それから促しを受けて墓前を共に立つ際に改めて見上げた、陽の所為にするにはあまりに色が濃く、己の下で見るような仄かな艶さえ帯びた顔付きに一瞬視線が囚われ。だが、相手の振り返る仕草にそれも解け。釣られて振り返った先、生涯の誓いを告げる相手とは対照的に、自分からは再来の口約束を。また明日、と笑う子供の如く、空いている手を顔の横で軽やかに振ってから、引かれた手のまま歩き出し、父と母の眠る場を後にして)
もうすっかり夕方だ、結構時間経っちゃったんだね。…そういや、昔三人で帰る時も、こんな感じで……でもあの時は、外で見る夕陽って、嫌いだったんだよなぁ
(霊園から少し歩き、自身の知る景色に出た辺りでふと空に視界を移せば、橙に光る太陽と、その色を反射する雲が大まかな時刻を知らせて。ほんの少し眩しげに目を細めつつ、この街に滞在した時の長さに吐いた息混じりに呟いた後、続いて景色に引き上げられた記憶も口から零れて。…お日様が赤くなったら、二人とはお別れ。お泊まりが無い日の親との決まり事が、幼い自分に外の夕陽を憎らしくさせて、夕焼け時には臍を曲げる事も多く、オレンジの太陽を睨んでは相手や家族を困らせた覚えに苦く笑って。だが、それも繋ぐ手に一度視線を伏せ、また相手に戻す頃には、仄かに染まる頬が弛んで)
……今は、結構好きだけどね。夕陽が沈んだら、ノア兄ちゃんの事独り占め出来るから
(現在の己にとって落ちていく太陽は、相手と幼馴染みから恋人に戻るまでのカウントダウン。歩む足の速度をほんの僅か遅くしたかと思えば、相手の家族の目が無いのを良い事に、肩へ擦り寄り甘えて、早く夜が来い、なんて願うとびきり甘い音で心の変化を伝えて)
(/多分30分くらい惚気聞かされた後、他の部署から戻ってきたテッド辺りに「仕事しろ」って強制解散される流れですね(笑)良いですねぇ。テッド、物凄く意地の悪い顔で言ってそうです。それで悔しそうにするドルフ君見て、尚更機嫌が良くなったテッドが「…で、続きすんのか?」って珍しく煽ったりしてそうです(笑)そしたら「こんな色男捕まえといて、随分生意気な口利くね」ってその晩ベッドでじっくり叱られる(意味深)感じになりそうですね…確かに、リアム君には報われない恋をした分、たっぷり愛される方が似合う気がしますね(笑)ふふ、ならばこれからも是非、レイフさんには元気にお茶目に周りを振り回して頂きたいですねぇ(笑))
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