ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
通報 |
……そう、だね。帰りたい、って思ってる。もう彼処に俺を待ってくれてる人は居ないって、今帰る場所じゃないって、解ってるのに。なのに……自分にそれを言い聞かせても、全然気持ちが割り切れない
(窓越しに家へ触れようとして、しかし結局硝子に爪が届く直前で動きは止まり、指を畳み丸めたその手を自らの方に下げ戻して。見つめているのは空き家の筈で、けれども瞳の奥には幼い頃の家が、それを彩る庭の花や灯りが、ゆらゆらと陽炎の如く揺れて。離せなくなった意識を引き戻したのは、己の肩に伝わった温もりで、漸く景色から外した目を相手の方へと向けて、だが直ぐ様それを伏せて足元に落とし。問いに、その理由に、ぐらついて今にも崩れそうな自身の感情を、細い声で余す事無く伝えて)
…だから、踏ん切りを付けにいきたい。帰るんじゃなくて、あの家に、ありがとうとさよならを、言いに行きたいんだ。それで気持ちを全部飲み込めるかは、自分でも解らないけど…
(それから一呼吸の後に続けて紡いだのは、その感情とは裏腹な行動。何度も我が儘を叫ぶ、幼くて、自分らしくない自分を甘やかし逃げるのでも、それを突き放し押さえつけるのでもなく、見据えて受け入れる為の言葉をはっきりと繋ぎ。次いでもう一度相手を見上げた顔は、強い決意に満ちながら、拭いきれない不安に瞳が揺らいで)
…それでも。今の俺が帰らなきゃいけない所に帰る為に、必要な事だと思うから
(その全ては、今守りたい人と居場所の為に。ぐっと震える足を踏ん張って、拳を解いた指先で相手の服を握って、決意の鈍りそうな自信の無さを補い。あの場所に置き去りにした弱い自分自身と向き合うその勇気を、もう少しだけ恋人に貰わんと自ら相手へ寄り添い、重みを幾らか預けながら、己なりに相手を頼って一つ問い)
……手伝って、くれる?
(/ふふ、そしたらお互いの唾液と蜂蜜が混ざって、とんでもなく甘いキスになった所為でお互い止まれなくなっちゃいそうですね(笑)からかわれ過ぎて、その内「うるさい」って顔赤くしながら皆の口塞いで回っちゃいそうですね、狙撃手。リアム君は満更でも無さそうな気もしますが……初めての頃とは違って、今は一晩に何度も愛しても問題無いって解っちゃってますからね。甘ったるい程の愛でビティスがとろとろに抱き潰していくかと(笑)それで「普通のって言ったのに」って若干揉めるビティス達までが見えるようですねぇ。レイフさんはにこにこ笑ってスルーでしょうけど(笑))
トピック検索 |