ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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……ありがと
(楽しみでもあるのに、先の涙で殆ど悲哀も流したのに、ぐらぐらと傾く感情は据わりが悪く、窓に薄く映る顔も何やら情けなくて。窓硝子からも目を伏せて逸らした直後、膝に置いていた手の一方が柔らかに包まれた事で、顔は背けたままながらも気は相手に向いて。言葉の後に体温は直ぐに離れて、まだ残るその温もりを逃がさぬように緩く手を丸め、車が発進するのとほぼ同時に小さな礼を告げて。そこからは暫し無言で、走る静かな車の中、ふっと目線を上げて外を見れば、昔にも見た看板が視界を通って。それから家族皆で行った喫茶店、母に渡された財布と友の手を握ってお使いをした果物屋、友と相手と三人で駆け回った公園…それらが目に映る度、蘇る想い出で溢れて苦しくなる胸を無意識と片手で押さえ)
…変わらないね。全部、昔のまんまで……あ。この傷、残ってるんだ
(やがて到着したその家は、記憶よりも幾分小さく感じて、しかし確かに同じものであると認識出来て。湧く懐古の情のままに言葉を口にするのと共に、家へゆっくりと近付いて、直ぐ傍まで寄った所で気付いたそれに声を上げ。次いで上体を屈め、伸ばした指先で触れたのは、目に付いたその外壁の古い傷跡。友と行ったヒーローごっこに白熱し過ぎて、振り回した玩具の剣をぶつけた際に出来たもの。付けた頃は頭上だったそれを、改めてそっと慎重になぞり、印象深く残ったその出来事を思い返して。…ああ、物凄く怒られたっけな。最初に掘り起こされたお叱りの表情に苦笑混じりで微かに噴き出した後、今は自身の胸元より少し下にある想い出の傷跡を見下ろし、染々と過ぎた年月をまた実感して)
……こんなに低い位置だったんだね
(/そしたらもう堪らなくて「これも好き?」「これも?」って沢山訊きながら愛でて食べちゃうでしょうねぇ、ビティス…「そしたら(子供が居たら)、自分が居ない時も寂しくないかな」って考えちゃうのもあるでしょうね(笑)リアム君凄まじいですからね。まあ…ビティス隊の誰かなら、恐らく執着されても大丈夫でしょう、きっと…恥じらわれた時点でもう抱く気満々でしょうからね。「たまになら良いよ」って言いながら押し倒してるかと(笑)それで、お名前呼ばれるほど「自分がこんなに乱してるんだ」って興奮してくビティスが余計に快楽漬けにしていきそうです…ビティスも気が気じゃないでしょうね、レイフさんのプレゼント(笑))
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