ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(心臓の音が激しくなって、周りの音もそれに塞がれ、開きっ放しの瞳の中にはあの夜の記憶が広がり。…激しい物音に起きて、寝惚け眼で向かったリビングの、そのドアを開いた直後に響いた銃声。眩しい月明かりの所為ではっきりと見えた、身近な人間が、暴力的な最期を迎える光景。それはたった数瞬で、けれどもその時の匂いまで今感じてしまう程の強烈なフラッシュバックに息が出来ず、冷たい汗が背を伝って。…今は、血にも硝煙にも、慣れてる筈、なのに。治まらない震えを押さえ込もうと身体に力を籠め、だが不意に温かなものに肩が包まれた事で、気はそちらに逸れて)
…………うん
(鼓動の隙間に入り込んだ声がするりと頭の奥へと滑り落ち、それがあの日の自分に相手が寄り添ってくれたような錯覚を与えて、その安堵が身の震えを内側から鎮めていって。髪に落とされた口付けを切っ掛けに、吸い込んだまま止まっていた息をゆっくりと吐き出した後、落ち着いていく心臓と同じ緩やかな動きで小さな返事を紡ぎ。続いて顔を上げ、掴んだままだった頁を捲り、また想い出を一つ一つ巡っていき)
……これ、は…
(想い出の最後の頁、そこに挟まれていたのは真っ白な洋封筒。子供っぽい、小さな飛行機のシールで封をされたそれを慎重に両手の指先で持ち、そっと表に返してみれば、二十歳のビティスへ、と書かれた文字が目に付いて。それが自分宛の手紙である事を確信し、同時に送り主の予想もついて、詰まった息を飲み込んで。また緊張してか唇を結びながら、シールを破かないよう繊細に指先を使って封を解き、その中身を取り出して。…そこには二つ折りの便箋が一枚、それと、今まで見てきたものより一回り小さな写真も一枚。折られた便箋を開き、裏向きの写真を引っくり返して、その内容を確かめた瞬間、何れともつかない大きな感情が全身を一気に潰し。それに思考が追い付けず表情も半端に固まって数秒、ぼた、と手に落ちた雫で自身が泣いた事を漸く自覚して、手紙と写真を離した手の甲で慌てて目尻を擦り。しかし止まる所か次々に溢れ、両手の五指を濡らしていくそれに自らも戸惑って、助けを求め縋る思いで相手を見上げて名を呼び)
……っ…ノア、兄…っ
(/ふふ、ノアさんこそ普段と抱かれる時のギャップが凄くて当方大変萌えております。何だか真夏でも構わず引っ付いてそうですね、この二人は(笑)哀れというか何というか…そこからはもう暗転確定ですし、その後の仕事にはノアさん出られないでしょうねぇ(笑)まあ、仕事終わりの興奮状態(しかも暗転真っ最中)のビティスが話を聞ける訳無いですからね…まして、ノアさんとの暗転で興奮鎮める方法覚えちゃいましたし…(笑)自分が快楽感じてる姿見せられたら、そりゃ真っ赤にもなりますよね…なんなら時々お互いの作った料理やお菓子をお裾分けし合ってそうですね(笑))
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