ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「……そうか」
(己が掛けたのは何気無い問いのようで、けれども返ってきた答えには仄かに胸が温くなって、知れず穏やかさを纏った相槌が落ちて。それと同時、鳴り響いた聞きなれない着信音と、彼女の会釈に直ぐ様状況を理解して、カップを持つのとは逆の手で軽く手を振り、通話を承諾して。それから彼女の通話が終わるまでの暇潰しに、己も携帯を取り出したその瞬間、此方のベルも鳴り出して)
「『……何だ。頼まれたもんなら買ったぞ。ただ、今ちょっと野暮用があってな…』」
(会話していた少女は電話中、加えてこの店に自分達以外の客も居ない、となればその着信に応えない理由は無く。妹の名を表示する画面を指先で操作し携帯を繋げ、幼少より親しんだ快活な声と、慣れた言語でやり取りを始め。テストとケーキの取引話、次いで帰宅を急かし騒ぐ身内を宥めつつも、家族相手だからかその言葉や表情は何処か柔らかく。その内に通話相手に拗ねる色が見え始め、いいから早く帰れよ、と乱暴な口調での甘えを聞かされたのをとどめに、一つ深い溜め息を吐いてそれを受け入れ。妹からの念押しの追撃も適当に流して通話を切り、改めて少女の方に目を向けて様子を窺い)
(/そしたら「…それ、なんかズルい」ってちょっと拗ねながらも、囁きに抗えなくてノアさんの方を見てくれるかと…ふふ、まあ暗転中にはノアさんから一時たりとも目を離さない事でしょうが(笑)それで甘い声にビティスが興奮してって、キスが段々痕付けとか噛み付きとか激しいのになってそのまま…でしょうね(笑)問題ないです!此方も電話来させました!(笑)ふふ、まあ今の所ビティスは、「家族になる」というより「ノア兄ちゃんを一生独占出来る」って感じの浮かれ方をしてるでしょうけど(笑))
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