ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「っ!この、っ……調子に乗んなよ、馬鹿」
(彼が此方を向いたタイミングで小突くのを止め、当然ながらぶつかった視線を睨むように細め。陰の差していたその顔が、柔らかくも輝かな光を帯び、それと同時に真っ直ぐな礼と想いが告げられて。それに胸の奥底を突っつかれたような、腹の中を擽られたような、快不快も曖昧な感情が湧いて、ひくりと頬の片側が微かに痙攣し。口の端もほんの僅か動いて、だが何を言う事も無く眼前の光から目を背けたその直後、手に絡まった感触に大袈裟な程指先が跳ね。それから再度勢い良く彼の方に向き直したかと思えば、苛立ちと少しの怖じ気を混ぜた色で言葉を飛ばしつつ、その手を慌ただしく払わんとして)
(相手との甘い休日から暫し経った、とある日。規模は小さくも久々の抗争にて、自身らの部隊が先行隊を任され。一通りの準備に人数の確認、それから簡単な配置命令を部下達に下した後は、また以前と同じように重装備の自らが率先して前線へと躍り出て、拳銃や刃物で此方を狙う男達を手持ちの武器でうち倒していき)
ハハッ、残念、ハーズレぇ!
(ひりつく緊張感に硝煙の匂いと血腥さ。逸っていく心臓が熱を身体中に巡らせて、ヘルメット越しに口許を大きく歪めて笑いながら、敵陣に真正面から堂々と突っ込み。それに焦った敵の一人が撃った銃弾が防御の薄い肩を掠め、服とその下の身体を浅く裂いて。じわりと赤い色がその生地に滲み出し、だが命のやり取りを行う興奮で痛覚の鈍った頭では、その痛みを認識出来ず。けらけらと嘲りにも似た笑い声を上げながら、そのまま傷を無視して更に多くの獲物達を相手取って狩っていき)
(/ふふ、それで後々「大丈夫だったか」ってレオ君に聞かれて、にんまり笑いながら「心配要らないよ」って友達特有の戯れ付きをするでしょうね、ビティス(笑)まあ、ビティスもノアさんと同じ所まで一緒に堕ちてるので、おあいこですかね(笑)いやあノアさんは確りしてますねぇ…ビティスなんて一瞬怒りの矛先ノアさんに向けかけちゃうでしょうに(笑)とりあえず怪我した瞬間まで飛ばしました!)
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