ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「へえ。なら、アンタにも俺にも馴染み深いもんがありそうだな」
(聞こえた呟きには応えず、だが掴まれる袖も払わず、只己が促した問いへの返事に相槌を打ち。視線も顔も合わせないまま、平常に戻った声で言葉を返すが、その後には重たさを持った沈黙が漂い。騒がしい雑踏に居るのに、彼の声が無いだけで妙に静かで、噛み締めた歯の間から不機嫌な唸りを溢しては眉間の皺を深め)
「おいドルフ。今日は俺と愚痴話すんだろ。…なら、いつまでも他の事に気ぃ取られてんなよ。いつもの煩ぇアンタで居ろ」
(彼に彼是と近付かれるのは煩わしかった筈だが、大人しくされても調子が狂う。込み上げる苛立ちに任せてもう一度大きく舌を打ち、その次の瞬間彼の方を向き、頭を掻いた後下げていた手を再び持ち上げ。何処か面倒そうな、のそのそとしたその仕草で上げた手の人差し指の先で、彼の側頭部を小突き。ごつごつと硬い音が立ちそうな勢いのそれを何度も繰り返しながら、励ましとも文句ともつかない台詞を、理由の曖昧な腹立たしさと共に吐き出して)
(/ふふ、それで察したノアさんのご両親が、「二人きりにさせてあげよう」ってレオ君共々その場を後にしてくれそうですね(笑)その内ビティス、「ノア兄ちゃんには反論するよりキスした方が効く」って覚えてしまいそうですねぇ(笑)そうですねぇ、レイフさんは兎も角、ビティスはノアさんが明確に怒った姿を見た事が無いでしょうから、ちょっぴり怖がりながらも「怒るとこんな顔するんだ」って思わず見つめちゃうかも知れませんね、ビティス(笑)さて…それではそろそろ、次辺りで場面転換させて頂きます!)
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